「IdeaCentre Horizon Table PC」と名付けられた“テーブルPC”は、27型ワイドという大型のタッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載しながらも、そのスタイルはスレートタイプのタブレットPCと同じで、テーブル、それもコタツに乗せるテーブルのような形状をしている。
CES Unveiledでは、スタンドに載せて本体の角度を変えることで、液晶一体型PCのようにも使えることを示していたが、やはり、メインは「テープル」のように水平にして使うことを訴求している。そのため、本体を囲む複数のユーザーが同時に使えるアプリケーション(といってもほとんどがゲームだが)や、そのゲームでディスプレイの上に置いて使うデバイス、そして、IdeaCentre Horizon Table PCのために用意した新しいユーザーインタフェースデザインなどを紹介していた。

専用のスタンドに載せたIdeaCentre Horizon Table PCは、液晶一体型PCのように使うこともできれば、見た目そのまま「テーブルPC」のように、周囲を囲む複数のユーザーで一緒に使うことを想定して開発した、まったく新しいカテゴリーとLenovoは説明している

テーブルPCは、形から入っていくだけでは意味がない。ディスプレイの“上下左右”を囲むユーザーのことを想定したアプリケーションがあって、はじめてテーブルPCとして機能する。Lenovoは、そのための試みとして、新しいユーザーインタフェースやゲーム、そして、ゲームで使うデバイスを用意してIdeaCentre Horizon Table PCの意義を訴求していた「Erazer X700」は、日本向けのLenovo製PCとは異なるいかついデザインのデスクトップPCだ。Erazerは、LenovoがゲーミングPCのブランドとして立ち上げる新シリーズで、その第1弾のモデルとして予定しているのが、このErazer X700という。CPUはCore i7 Extremeのラインアップを予定しており、グラフィックスでも、NVIDIAのGeForceシリーズやAMDのRadeon HDシリーズによるマルチGPU構成を用意する。PCケースには、オーバークロックを行う専用ボタンを設けているほか、PCケース内部には水冷ユニットを標準構成で搭載する。


Erazer X700は、ゲーミングPCの新しいブランドとして投入する予定だ。前面最上部の三角形は電源ボタン(“engine start”と刻まれている)で、その上にはオーバークロックボタンを備える(写真=左)。ケース上部にはイルミネーションを内蔵するケースファンを搭載(写真=中央)。標準構成で水冷キットを内蔵する(写真=右)「ThinkPad OneLink Dock」は、専用のコネクタでPCと接続する外付けのインタフェース拡張ユニットだ。HDMIとUSB 3.0、有線LAN、そして、電源を1本のケーブルを接続するだけで利用できる。デザインはThinkPad Edgeと合わせ、カラーバリエーションも用意する予定だ。
今年のトレンドはここから:2013 CES特集
Windows 8を“目配せ”で操る2012年のUnveiled
CES Unveiledで登場した“オモロイ”ノートPCたち
「CES Unveiled」に次世代を担うPCが集合したCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.