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» 2013年08月08日 11時45分 UPDATE

Xperia Tablet Z マニアックス(6):極薄の防水タブレットでも高音質は味わえるか?――「Xperia Tablet Z」 (1/2)

「Xperia Tablet Z」は約7ミリの極薄ボディに防水防塵性能まで備えているが、音質にもこだわっている。小型の内蔵スピーカーは、高音質化技術でどこまで頑張れるのか?

[前橋豪, 撮影:矢野渉,ITmedia]

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画質の次は音質をチェック

ソニーの10.1型Androidタブレット「Xperia Tablet Z」。薄型軽量と防水防塵が特徴だが、音質面にもこだわったという。写真は純正アクセサリのキャリングカバーを装着した様子

 本特集では、ソニーの10.1型Androidタブレット「Xperia Tablet Z」を深く検証していく。前々回前回は、旧モデルの「Xperia Tablet S」(SGPT123JP/S)や、競合機種の「Nexus 10」と比較しながら、液晶ディスプレイの画質をチェックした。今回はソニーが画質とともに注力した音質について調べていこう。

 Xperia Tablet Zは厚さが6.9〜7.2ミリ、重さが約495グラムと、10型クラスのタブレットでは驚異的な薄型軽量を誇る。しかも、防水(IPX5/7)と防塵(IPX5X)の性能まで兼ね備えているのが魅力だが、これらの強みは音質面ではマイナスに働く。

 横位置で見て、本体の左下と右下にはステレオスピーカーを内蔵しているが、これだけ薄く、軽く、密閉性の高いボディではスピーカーに割けるスペースが限られ、「まともな音が出るのか?」と少々不安になるかもしれない。

 しかし、結論からいうと、Xperia Tablet Zの音質はなかなかのものだ。その薄さから予想される以上のサウンドが内蔵スピーカーで味わえる。もちろん、重低音の迫力や音の解像感、表現力など高音質を求めるには厳しいが、十分な音量で鳴り、最大ボリュームでも音割れやノイズなどは気にならず、携帯性重視のタブレットでは及第点だ。

 スピーカーの開口部は、横位置の状態で左右側面の下と、底面の両端、4カ所にある。手で持ちながら音楽を再生すると、側面の開口部をふさいでしまい、音がこもりがちになる点は注意したい。大音量で音を鳴らすと、手にビリビリと振動が伝わってくることもあり、純正アクセサリのクレードル(LTE/3Gモデルは標準添付)にセットして聴いたほうがよいだろう。

 なお、ヘッドフォン出力端子は左側面にあるが、防水防塵のカバーを外して使う必要がある。ヘッドフォンの着脱が少々面倒で、利用時に細長いカバーがぷらんと垂れた状態になってしまうのは惜しい。ここは防水防塵とのトレードオフになる。

横位置の状態で見た左側面(写真=左)と底面(写真=右)。左右側面の下と、底面の両端にスピーカーの開口部がある。左側面のヘッドフォン出力端子は防水防塵のカバーを外して利用する
Xperia Tablet Zの内部構造を見ると、左下と右下に小型のステレオスピーカーを内蔵しているのが分かる(写真=左)。こうして手に握って音楽を聴くと、スピーカーの開口部をふさいでしまいがちだ(写真=右)
内蔵スピーカーを使った音楽再生や動画コンテンツの視聴では、クレードルが重宝する(写真=左)。Wi-Fiモデル(SGP312JP/B・W)の場合、クレードルがオプションになるが、背面にチルト角度の調整機構を備えている(写真=右)。LTE/3Gモデル(SO-03E)はクレードルが標準で付属するが、角度調整機能がない

 それでは、なぜXperia Tablet Zの容積が限られたスピーカーで、ここまでの音を鳴らせるのだろうか?

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