富士通は5月18日、2015年PC夏モデルとして液晶一体型デスクトップPC「FMV ESPRIMO FH」シリーズを発表した。店頭販売向けのラインアップは3波対応テレビチューナーを2基(1つは視聴専用)を搭載する上位モデル「FH77/UD」と、下位モデルの「FH52/U」。実売予想価格は順に22万円前後、16万円強で、6月26日に発売される。
FH77/UDは23型ハイスペックモデル「FH78/RD」(2014年5月発売)、FH52/Uは21.5型エントリーモデル「FH52/S」(2015年1月発売)の後継機となる。
今回の夏モデルでは、狭額縁デザインの23型ワイド液晶ディスプレイ(1920×1080ピクセル)に刷新したほか、ハイレゾ対応のSound by Pioneerスピーカーを搭載。新デザインの採用に伴い、本体前面にUSB 3.0やSDメモリーカード、電源ボタンを配置したフロントインタフェースに改善されているのがトピックだ。また、上位モデルのFH77/UDは、リモート視聴が可能になっている。
主なスペックは、FH77/UDがCore i7-4712MQ(2.3GHz/最大3.3GHz)、8Gバイトメモリ、2TバイトHDD、Blu-ray Discドライブという構成、FH52/UがCeleron 2950M(2GHz)、4Gバイトメモリ、1TバイトHDD、DVDスーパーマルチという構成になる。このほかワイヤレス機能としてIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0を内蔵する。
カラーバリエーションは、FH77/UDがオーシャンブラック、FH52/Uがスノーホワイト。OSは64ビット版Windows 8.1 Update。FH77/UDはOffice Home and Business Premium プラス Office 365サービスを、FH52/UはOffice Personal Premium プラス Office 365サービスがプリインストールされる。
なお、BTOに対応するWeb専売(富士通 WEB MART)のカスタムメイドモデル「WF1/U」は、ノングレア液晶や最大16Gバイトメモリ、最大3TバイトHDDなどが選べるほか、カラーバリエーションも2色から選択できる。
一方、タッチ入力に対応する液晶一体型PC「FMV ESPRIMO WH」シリーズは、新モデルの投入が見送られ継続販売になる。
FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売(税別) |
ESPRIMO FH | FH77/UD (B 1色) | 液晶一体型 | フルモデルチェンジ | Core i7-4712HQ (2.3GHz/最大3.3GHz) | 8GB (DDR3L) | 2TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 22万円前後 |
FH52/U (W 1色) | 液晶一体型 | フルモデルチェンジ | Celeron 2950M (2.0GHz) | 4GB (DDR3) | 1TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 16万円強 | |
FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | GPU | 光学ドライブ | オフィス | テレビ機能 |
ESPRIMO FH | FH77/UD (B 1色) | 23型ワイド | 1920×1080 | HM86 | CPU統合 (HD 4600) | BDXL対応Blu-ray Disc | Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 3波デジ×2 (1基は視聴用) |
FH52/U (W 1色) | 23型ワイド | 1920×1080 | HM86 | CPU統合 (HD) | DVDスーパーマルチ | Office Personal + Office 365(1年間) | − | |
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