KDDIは2月10日、同社が法人向け端末として提供している「E05SH」について、RFIDリーダー/ライターカードに対応させるための開発を進めていると発表した。
E05SHは、防水性能を備えたストレート型の法人端末。SDIOスロットが装備され、構内PHSカードや無線LANカードを装着することで、KDDIの内線ソリューションを利用できる。
KDDIは、このSDIOスロットをRFIDリーダー/ライターに対応させるとし、端末側ソフトウェアを開発中。2010年度中に商用端末として提供する計画だ。なお、KDDIによれば、現行のE05SHはRFIDリーダー/ライターには非対応となり、利用に当たっては新端末を用意する必要があるという。
同スロットに対応するRFIDリーダー/ライターカードは賛同メーカーが開発。KDDIは賛同メーカーと連携し、携帯電話を活用したRFIDソリューションの提供を進める。
なお、マイクロソフトの「.NET Framework」と互換性があるBREWアプリ開発用プラットフォーム「.net by au」についてもRFIDに対応させ、オープンなアプリケーション開発環境を提供する。
RFIDは物流のトレーサビリティや在庫・流通管理などで使われており、E05SHがRFIDリーダー/ライターカードに対応すれば、携帯電話でこれらの作業を行えるようになる。
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