調査リポート
» 2010年06月29日 16時44分 UPDATE

モバイル調査リポート:SIMロック解除で機種変更、4割超が「iPhoneに」

ネットエイジアが、SIMロック解除に関する調査結果を発表。SIMロックの賛否は、メリットとデメリットの説明後は賛成が減少。SIMロックが解除された場合、機種変更したい端末のトップに挙がったのはiPhoneだった。

[ITmedia]

 ネットエイジアは6月28日、SIMロック解除に関する調査結果を発表した。調査は6月8日から同10日まで、15歳から59歳までの携帯電話ユーザー1205人を対象に行ったもの。

 すべての回答者に、主に使用している携帯電話機に対する満足度を単一回答形式で聞くと、34.3%が「満足している」、43.2%が「やや満足している」と回答し、合わせて77.5%の回答者が「満足」と答えた。男女年代別で比較すると、「満足」と回答したのは10代男性が82.6%、10代女性が83.3%、50代男性が88.1%で、全体よりも5ポイント以上高かった。他方、20代男性では「満足」と回答した割合が65.7%と、全体よりも10ポイント以上低い結果となった。

 また、主に利用している通信事業者にどのくらい満足しているかを単一回答形式で聞くと、全体では34.3%の回答者が「満足している」と答え、「やや満足している」と答えた44.1%とあわせて78.3%の回答者が「満足」と回答した。

 さらに、加入しているキャリア以外の携帯電話機を欲しいと思ったことがあるかを単一回答形式で聞くと、56.2%が「欲しいと思ったことがある」と回答。男女年代別で比較すると、10代女性、20代女性で「欲しいと思ったことがある」と答えた割合が、それぞれ63.3%、61.7%と6割を超えた。他方、40代女性、50代女性では5割を下回り、それぞれ48.8%、47.2%だった。

 加入しているキャリア以外の携帯電話機を欲しいと思ったことがあると回答した677人に、キャリアの移行がネックとなって端末の購入をあきらめたことがあるかを聞くと、73.0%の回答者が「あきらめたことがある」と答えた。特に20代女性、40代女性の割合が、それぞれ80.5%、82.3%と高かった。

SIMロック解除の賛否、詳細の説明後に変化

 回答者全員に、SIMロック解除という言葉を知っているかを聞くと、21.1%が「詳しい意味まで知っている」と答え、44.5%が「名前を聞いたことがある程度」と回答。両者を合わせた「認知率」は65.6%となった。男女別に見ると、「詳しい意味まで知っている」のは男性では33.0%、女性では9.6%と、圧倒的に男性の方が多かった。男女年代別で比較すると、20代男性、30代男性では8割以上の回答者が認知しているという結果が得られた。

 SIMロック解除という言葉を、詳しい意味まで知っていると答えた254人を対象に、SIMロック解除に興味があるかを聞いたところ、「非常に興味がある」が40.6%、「ある程度興味がある」が41.7%となり、「興味あり」という回答は合計82.3%となった。

 次に、回答者全員にSIMロック解除の概要を説明した上で、SIMロック解除に賛成か否かを聞くと、52.7%の回答者が「賛成」と答えた。男女別に見ると、「賛成」と答えた割合は女性が46.3%であったのに対し、男性は59.4%と、男性の方が賛成する割合が高い。

 さらに、一般的に言われているSIMロック解除のメリットを挙げ、その中で魅力的だと思うものを複数回答形式で聞くと、「通信事業者を変えても、現在使用している携帯電話機がそのまま使える」が53.9%で最多となった。以下、「現在加入している通信事業者以外の会社の携帯電話機を新品で購入、利用することができる」が53.3%、「競争により通信事業者のサービスの質の向上が期待できる」が48.1%と続いている。

 次に現在一般的に言われているSIMロック解除のデメリットを挙げ、その中で不満に思うものを複数回答形式で聞くと、「携帯電話機を紛失しても、SIMカードを差し替えることでそのまま使用できてしまう」が67.6%で最多。以下「携帯電話機の本体価格が上昇する可能性がある」が64.5%、「『iモード』『EZweb』『Yahoo!ケータイ』などの携帯サイトは、他社の携帯電話機だと利用できない」が60.9%と並ぶ。

 なお、SIMロック解除のメリット、デメリットの双方を挙げた上で、もう一度SIMロック解除に賛成か否かを聞くと、「賛成」と答えたのは35.8%で、メリット・デメリットを挙げる前よりも16.9ポイント下がる結果となった。男女別で見ると、「賛成」と答えたのは男性が47.9%で11.5ポイント、女性が24.1%で22.2ポイント、それぞれ低下した。他方で「どちらともいえない」が7.2ポイントアップの47.3%、「反対である」が9.7ポイントアップの16.9%となった。

 メリット、デメリットを挙げた上でSIMロック解除に「賛成」と答えた431人に、この制度を利用してキャリアの変更もしくは機種変更をしたいと思うかを聞くと、全体では20.9%の回答者が「通信事業者を変更したい」と答え、59.9%の回答者が「携帯電話機の機種変更をしたい」と答えた。男女年代別で見ると、10代男性、30代男性、20代女性では「通信事業者を変更したい」と答えた割合が高く、それぞれ27.7%、28.6%、31.7%。40代男性、50代男性では「携帯電話機の機種変更をしたい」と答えた割合が高く、どちらも7割を超える70.1%、70.7%だった。

 携帯電話機の機種変更をしたいと答えた258人に、具体的な機種名やメーカー名、モデルを自由回答形式で聞いたところ、「iPhoneシリーズ」が44.9%で最多となった。

 iPadを知っており、まだ持っていないと答えた1154人に、SIMロックが解除されたiPadの発売に期待するかを聞くと、39.0%の回答者が「期待している」と回答。男女別で見ると、男性が44.0%、女性が34.1%と、女性よりも男性の方が期待している割合が高い。

 最後にSIMロック解除されたiPadが販売されたら購入したいと思うかを聞くと、8.8%が「購入したいと思う」、30.5%が「やや購入したいと思う」と答え、両者を合わせた購入意向率は39.3%となった。男女年代別で見ると、10代男性では47.6%、50代男性では47.8%、30代男性では半数近い49.6%が「購入したい」と回答。20代女性では32.3%、40代女性では31.7%、30代女性は28.7%と、女性で「購入したい」と回答した割合は総じて低かった。

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