iPad登場で人気が加速――最も人気が高いモバイルWi-Fiルータは

» 2010年08月26日 18時55分 公開
[ITmedia]

 カカクコムは8月25日、モバイルWi-Fiルータの最新動向に関するリポートを発表した。モバイルWi-Fiルータは、無線LANサービスのアクセスポイントがない場所でも、Wi-Fi対応のノートPCやモバイル機器をモバイル網経由でインターネットに接続可能にする機器。イー・モバイルが投入した「Pocket WiFi」が注目を集め、各社がモバイルWi-Fiルータを投入し始めている。

Photo バッファローの「ポータブルWi-Fi」(写真=左)とイー・モバイルの「Pocket WiFi」(写真=右)

 価格.comでは、「無線LANブロードバンドルータ」カテゴリーと「データ通信カード」カテゴリーのアクセス数が、2009年1月時点と比べて1.7倍に上昇している。また両カテゴリーに登録されている製品のうち、モバイル無線LANルータに分類できる製品をピックアップしてアクセス数を合算すると、2010年5月に急激な伸びを見せており、6月29日には12万PVに迫るまで上昇していることが分かった。この動きは、「無線LANブロードバンドルータ」カテゴリーと「データ通信カード」カテゴリーの人気上昇の動きと一致する部分が多く、モバイル無線LANルータの人気が、両カテゴリーの人気を底上げしている様子がうかがえる。

 モバイル無線LANルータの人気が急上昇した要因としては、アクセス数が急上昇した時期に発売された「iPad」の存在が大きいと考えられる。3G回線に対応しないWi-Fiモデルのユーザーが、外出先でインターネットを利用するためにモバイル無線LANルータに注目し始めたことが人気の発端と言えそうだ。

 モバイル無線LANルータの主要製品についてPV数の推移を見ると、iPadとほぼ同時期に発売されたバッファローの「ポータブルWi-Fi」が、他の製品を大きく引き離す人気の高さを見せている。ポータブルWi-Fiは、ドコモの3G回線、公衆無線LANスポット、自宅の有線LANという3種類のインターネット回線に接続でき、これらの回線から最適なものを自動で選択し、接続する機能を備えている。クチコミワードランキングでは、購入したユーザーや購入を前提としたユーザーによる、具体的な使用に関する書き込みが多いのも特徴だ。

 他方で、2009年10月から、この分野でトップの人気を維持してきたイー・モバイルの「Pocket WiFi」のクチコミワードランキングでは、「利用停止」「混み」「混線」「キャンセル」など、やや印象の悪いキーワードが目立った。クチコミでも、地方ユーザーの中には受信感度に不満を持つケースが見られ、違約金が発生するため解約しないでいるといった書き込みも見られた。ドコモ回線を使ったポータブルWi-Fiでは、このようなネガティブな意見は見られず、回線の品質が人気の差として現れている様子がうかがえる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月10日 更新
  1. なぜドコモは「値上げ」に踏み切れないのか? 背景にある通信品質、5G設備投資の遅れが足かせに (2026年05月09日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【5月9日最新版】 ポイント3倍や2万ポイント還元あり (2026年05月09日)
  3. 楽天モバイルの「Pixel 10a(128GB)」、MNP+ポイント還元で実質1万3760円【スマホお得情報】 (2026年05月08日)
  4. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年5月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年05月07日)
  5. 「ahamoだけ通信速度が遅い?」――ネットの声に「そんなことはない」とドコモ前田社長が一蹴 (2026年05月08日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. ソニーが新型「Xperia」の発表を予告、5月13日にYouTubeで独占配信へ (2026年05月08日)
  8. ドコモの通信品質はどう改善したのか、前田社長が解説 3G停波が寄与、5G SAの拡大も (2026年05月08日)
  9. ドコモ、MNPが転入超過も25年度は減益 山手線の速度77%改善などネットワーク強化もアピール (2026年05月08日)
  10. なぜPayPayは「プラチナカード」を急がない? 中山CEOが語る若年層シフトとゴールド強化の狙い (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年