スマートフォンユーザー、6割が“有料アプリはほとんどダウンロードしない”調査リポート

» 2011年04月04日 19時56分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリア」は3月31日、スマートフォンに関する調査の結果を発表した。調査によると、スマートフォンをメインで利用する人は6割に達し、アプリのダウンロードについては6割超が「有料アプリはほとんどダウンロードしない」と回答していることが分かった。

 スマートフォンの利用スタイルについては、「メインで使用(スマートフォンのみ所有)」が62.8%で最多。以下「メインで使用(一般ケータイとの2台持ち)」が16.0%、「サブで使用(一般ケータイとの2台持ち)」が14.3%と続いた。また、「メインで使用(スマートフォンの2台持ち)」というユーザーも7.0%いることが分かった。

Photo スマートフォンの利用スタイル

 2台持ちの割合は、iPhoneユーザーで42.5%、Androidユーザーで32.0%と、iPhoneユーザーが10ポイント以上高い。また、複数台持ちのユーザーでのメイン/サブ使用の割合をみると、iPhoneユーザーではメイン使用が54.1%、サブ使用が45.9%、Androidユーザーではメイン使用が71.9%、サブ使用が28.1%となった。

 また、すべての回答者に、現在使用しているスマートフォンを選んだ理由を複数回答形式で聞くと、iPhoneユーザーは「メーカー」と「アプリケーションの豊富さ」が44.5%で最多となり、Androidユーザーは「本体の色・デザイン」が46.0%、「形状・サイズ」が38.0%と上位を占め、スマートフォンのデザインや形が理由として多く挙げられた。auのAndroidユーザーは、選んだ理由のトップに「キャリア」(46.0%)が挙がっており、auブランドに対する愛着が強いことがうかがえる結果となった。

Photo 今使っているスマートフォンを選んだ理由

 アプリについて、1カ月にダウンロードする無料/有料アプリの数を聞くと、無料アプリは「月に1〜2本」が43.5%、「月に3〜5本」が29.8%、「月に6〜10本」が11.8%と並んだ。有料アプリは「ほとんどダウンロードしない」が最多で64.8%。これに「月に1〜2本」が27.0%、「月に3〜5本」が5.0%で続いた。

Photo 1カ月にダウンロードするアプリの数

 これまでにダウンロードしたことがあるアプリの種類は、1位が「ゲーム」で71.3%、2位が「地図・交通」で66.0%、3位が「天気」で43.5%となった。なお、個人年収別で見ると、年収600万円以上のユーザーは「ナビゲーション」「仕事効率化」「ビジネス」「電子書籍」で他の年収層よりも10ポイント以上高い利用率を示している。

 ダウンロードしたアプリを知ったきっかけを複数回答で聞くと、AppleやGoogleが提供するアプリケーションダウンロードサービス「App Store/Android Market」が76.8%で1位となった。以下「個人の日記やブログ・SNS(Twitter・Facebookなど)」が29.5%、「友人・知人からのクチコミ」が28.0%と続く。「友人・知人からのクチコミ」はiPhoneユーザーで33.5%、Androidユーザーで22.5%となり、iPhoneユーザーの3人に1人は友人・知人からのクチコミ経由でアプリに興味を持っていることが分かった。


 調査はネットエイジアの協力を受け、3月23日と24日の2日間、iPhoneもしくはAndroidケータイを所有している20歳から49歳の正社員・契約社員・派遣社員に対して実施。有効回答数はiPhoneユーザー、Androidユーザー各200人の合計400人。

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