連載
» 2009年06月17日 11時30分 公開

メール、チャット、Twitter――忙しい人への連絡は手段を工夫するアラフォー起業家の“継続拡大”人脈術

一体いつ寝ているのだろうという人は存在する。別に相手は私に会いたくないから「今、忙しいので」と言っているわけではない。仕事が多忙なのである。こういう友人知人にメールをすると、多くの確率でそのメールが埋もれてしまう。ツールを使い分けることが重要だ。

[加藤恭子,Business Media 誠]

 モーレツに忙しいという人は存在する。別に相手は私に会いたくないから「今、忙しいので」と言っているわけではない。仕事が多忙なのである。海外を飛び回り、国内も飛び回り、一体いつ寝ているのだろうという人たちである。

 毎晩会食で埋まっているようで、飲みの連絡も大変だ。こういう友人知人にメールをすると、多くの確率でそのメールが埋もれてしまい、返事がもらえないことがある。そういう人には皆が大量にメールを送るので、往々にしてメッセージが埋もれてしまうのだ。そこで最近は相手にあわせてツールを使い分けている。

 例えば――。

  • Aさんは、よくGoogle TalkGmail Chat)がオンラインになっている。なので、Aさんから急ぎで返事がほしいときは、Gmail Chatで話しかける。
  • Bさんの場合、Skypeチャットで捕まえやすい。メールを出しても返事がないときはBさんにはSkypeを使う。Skypeがオフラインのときで急ぎのときは、Bさんも私と同じキャリア携帯電話を持っているので携帯電話のショートメールを送っておく。
  • Cさんの場合。会社のメールだと埋もれるようなので、別に使っているGmailのアドレスにも送るとすぐに返事が来る。
  • Dさんの場合は、Twitterでダイレクトメッセージを送ると返事が早い。
  • Eさんの場合、会社のメールは秘書が読んでから本人に行くようだ。また外出中は会社のメールを見ないようだ。よって秘書が帰ってからの夜の時間などはmixiなどでメッセージを送ったほうが返事が早い。

 試行錯誤の結果、こんな感じで相手に合わせて連絡するようにしている。忙しい相手は、メール以外の方法のほうが捕まりやすい。こうやってコミュニケーションツールを使い分けることで、さまざまな相手とのリレーションを継続することができる気がする。

 ただチャットなどで話しかけるときは「今、お時間ありますか?」などと相手の都合も配慮したい。そうでないと、自分で人脈を枯らしてしまうことになりかねないからだ。

 友人の例だが、彼女は以前、某メッセンジャーをよく使っていたのだが、時間を問わず、自分の質問だけを投げかけてくる人にIDを教えてしまい、困ってしまったとのことだ。ある友人に相談したところ「その人、結構有名な人かも。疑問があるとオンラインになっている人を見つけて、一方的に話しかけてくる人だよ。そのIDは捨てたほうがいいよ」と言われたという。結局そのメッセンジャーはほとんど使わなくなってしまったそうだ。

 この話を聞いたとき感じたのは、この人(一方的に話しかけてくる人)は、結局自分の人脈を自分で枯らしていて残念だなということだった。この人のコンタクトリストには、いつまで待ってもオンラインになることのないアイコンがたくさん並んでいるのかもしれない。でもそれは本人がやってしまったことなのである。反面教師を目にしたら、そうならないように心がけたいものだ(筆者注:最後の例は友人の話であり、私のメッセンジャーに登録された特定個人を指すものではありません)。

著者紹介:加藤恭子(かとう・きょうこ)

 IT誌の記者・編集者を経て、米国ナスダック上場IT企業の日本法人にてマーケティング・広報の責任者を歴任。外資系企業ならではの本社へのリポートの方法や、離れた地域にいる国籍の違う同僚とのコミュニケーションを通じて、効率よく実施する仕事のノウハウを高める。現在は、その経験を生かし、IT企業・組込み系システム企業のマーケティング・PR(広報)のコンサルティングを行うビーコミの代表取締役として活動。日本PR協会認定PRプランナー。

 日経BP社、翔泳社、アイティメディア、ダイヤモンド社、アスキーなどで連載や記事も寄稿。インターネットを活用したコミュニケーションも研究しており、複数の学会などでブログコミュニケーションやネットPRに関する発表をしているほか、「CGMマーケティング」(伊地知晋一著、ソフトバンククリエイティブ刊)の編集協力も務めた。青山学院大学国際政治経済学研究科修士課程修了。現在は某大学院の博士課程に在籍し、引き続きコミュニケーションを勉強中。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ