――ヤマハ発動機は小型モビリティが得意なようですが、今後の展開は。
小型というよりも、1人で移動する領域のパーソナルモビリティに注力しています。ヤマハ発動機は2輪よりも転倒リスクを低減するフロント2輪の3輪車「トリシティ」を出しています。
今後は転ばない、3輪を制御する技術を生かして1人か2人乗りのコンパクトで二酸化炭素を出さない領域の車にも力を入れるべく、いろいろな価値創造にチャレンジしています。
また、電動アシスト自転車と、2輪車の間に、2輪よりもっとライトで1人乗りで楽しめるモビリティもあるのではと考えています。パーソナルモビリティがキーワードです。
――カーボンニュートラルを達成できる自信はありますか。
カーボンニュートラルの目標は自信があるなしに関係なく、やらなければなりません。やるためにどうすればいいかを考えています。まだ30年もあるので、世界のモビリティメーカーが血眼になって技術開発をすればイノベーションも起きるでしょう。カーボンニュートラル燃料や水素燃料など、いろんな可能性はあるので、人類はこの問題を必ず克服できると思います。
――低速で自動運転で走る「ロースピードモビリティ」が注目されていますが、その用途はどんなところにありますか。
省人化に向け、低速の自動運転車の開発を目指しています。過疎地の中山間地など、民間のバス輸送ができなくなったところで走らせたいと考えています。運転手の人件費が高いためバス運行ができない地域があります。そこで村落と役場、スーパー、病院を低速で循環させ、中山間地の高齢者に喜んでもらいたいと考えています。
日本の公道は規制が多くあり、子どもが遊んでいたりすると危ないですから、自動運転車を走らせるのは簡単ではありません。そこで、まずは道路交通法の適用されない製造工場内の道を走らせてデータを蓄積し、知見を高めてから公道で走らせたいと考えています。
海外売上比率9割の衝撃 ヤマハ発動機・日高祥博社長が2年連続「DX銘柄」に押し上げた軌跡を追う
NEC森田社長に聞く「新卒年収1000万円施策」の効果 魅力的な職場を作ることこそマネジャーの仕事
NEC森田社長に聞くDXを推進する「3つのキーワード」 指針は「長期利益の最大化、短期利益の最適化」
NEC「新卒年収1000万円」の衝撃 年功序列の廃止か、「3流国への没落」か
ワークマン土屋哲雄専務が、社員の平均年収を700万円に上げた理由
ヤマト運輸が舵を切るデータ・ドリブン経営 “DX請負人”の中林紀彦執行役員を直撃
富士通「年収3500万円」の衝撃 ソニー、NECも戦々恐々の「グローバル採用競争」
上場企業の「想定時給」ランキング、3位三井物産、2位三菱商事 8000円超えで「ぶっちぎり1位」になったのは?
「年商1億円企業の社長」の給料はどれくらい?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング