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アイルランドの元首相バーティ・アハーンの娘であるセシリア・アハーンの同名小説を、「フリーダム・ライターズ」のリチャード・ラグラヴェネーズ監督が映画化したラブストーリー。特典はヒラリー・スワンクら出演者と原作者などのインタビューや未公開シーン、メイキング、ジェームス・ブラント版と徳永英明版の主題歌などを収録している。
最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)の死から立ち直れないホリー(ヒラリー・スワンク)。思い出を浸る毎日を送る彼女のもとに一通の手紙が届く。それは生前の夫が彼女に再び生きる力を与えるために考えた計画だった。
夫婦の純愛が重苦しいお涙頂戴のラブストーリー、ではありません。それほど感傷的にならず、ラストはそう快感を覚えるほど。これはアイルランド音楽とテンポの良さに因るところが大きい。そして何よりバトラー演じるジェリーが魅力的。「こんな男がいるわけがいない」と思いつつも、彼の優しさと愛情にあふれたキャラクターに胸キュン。女性が求める男性像が凝縮された1本、モテる男の条件を学ぼう(3月25日発売/ジェネオン エンタテインメント/4935円)。
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ジュール・ヴェルヌのSF小説「地底探検」を立体映画化したアクション・アドベンチャー。2D通常版(4935円)と、2D版と3D版のW本編を収録した2枚組プレミアム・エディション(6090円)の2バージョンでリリース。特典はエリック・ブレビグ監督と主演ブレンダン・フレイザーによるオーディオ・コメンタリーやメイキング映像「地球の中心へようこそ」、「恐竜について」など。3D版には専用メガネが4つ付く。
地質構造学の科学者トレバーが、10年前、地球内部を調査中に行方不明になった兄が残したメモを発見。メモと兄の失踪の関連を調査する彼は、甥、地元ガイドとともに地底世界へ。
監督はディズニーランドの「キャプテンEO」「ミクロアドベンチャー!」を手掛けたエリック・ブレビグ。最新の立体技術は文句なしに素晴らしいが、冒険ものとしても十分楽しめる仕上がり。「インディ・ジョーンズ」を思わせるスピード感たっぷりのトロッコ疾走シーンの他にも、恐竜や人食い魚などの襲来もあって興奮必至。自宅にいながらにしてアトラクション気分を満喫できる(3月25日発売/ギャガ・コミュニケーションズ/6090円)。
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ジェイソン・ステイサム主演作=B級アクションを想像して敬遠したらもったいない、今月の拾いモノ。監督は「世界最速のインディアン」のリチャード・ドナルドソン。特典はメイキング、インタビュー、未公開シーンなど約60分を収録している。
1971年のロンドン。中古車ディーラーが知り合いから銀行強盗の話を持ちかけられ、仲間のチンピラとともにトンネルを掘り、ロイド銀行地下の貸金庫を襲撃。警察が動いたものの、彼らはまんまとお宝をゲット。しかし、そのお宝の中には英国王女マーガレットの乱交隠し撮り写真のほか、政府高官らのスキャンダルを証明するネタも含まれていた。
なんとも信じ難い実話がベースとなっているクライム・サスペンスだが、この事件は英国犯罪史上にはのっていない。なぜか?それは、英国政府が事件の報道を禁じるD通告(国防機密報道禁止令)を発し、事件が闇に葬られたから。さまざまな憶測を呼ぶのは当然。今回の映画化に当たって脚色は施されているものの、9割が実話だというから、信じるか信じないかは別として、興味はわきますよね?(3月25日発売/ジェネオン エンタテインメント/4935円)
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