人に何かを依頼するときの状況はさまざまです。例えば「ちょっと窓を開けて」程度のお願いに、If you don't mind, would you open the window?(もし差し支えなければ、窓を開けて頂けないでしょうか」のようなあまり丁寧な表現は、逆に場違いで不自然な感じがします。そんなときは、気軽にCan you open the window? とか、Could you open the window? と言えばいいでしょう。
また丁寧過ぎる依頼表現の問題点は、相手が断りにくくなったり、押しつけがましさが出てしまうことです。相手が断れる余地を残した表現をするのがいいでしょう。ただ、丁寧さを失わないことも大切です。その両方を兼ね備えた依頼文がCould you〜? です。どんな状況にも使える無難な依頼の表現です。
以下、いくつか例文を紹介します。
類似表現にDo you have a moment?(お手すきですか?)などがあります。
I'dはI wouldのこと。would like……to〜は「……に〜してほしい」という意味です。I want you to……に比べ、丁寧な言い方となります。
「お手を煩わせたくないのですが」を一言添えましょう。申し訳ないと思っているあなたの気持ちは分かってもらえるはずです。I hate to trouble you, but would you read through my proposal?(申し訳ありませんが、私の企画書に目を通して頂けますでしょうか?)のように使えます。
shouldには「義務」など、いろいろな意味がありますが、このshouldは「提案」を表し、Should I〜? で「〜をしましょうか?」という丁寧な提案になります。
Let me know〜は、「〜を教えてください」の意味です。
この場合の「よろしくお願いします」は相手の申し出に対する返答です。直訳すれば「それは大きな助けになるでしょう」という意味。すなわち「とても助かります」ということです。bigよりもさらに大きいhugeやenormousを使うことで、もっと大きな感謝の意味を表せます。
「たぶん後で」が直訳。助力の申し出を断るフレーズですが、Maybe laterで、「後でお願いすることになるかもしれません」という含みを残したフレーズになります。ただ断るよりも、相手にとってはずっと気持ちのよい表現になります。類似表現にI'll be okay today.(今日は大丈夫です。)などがあります。
take care of〜はとても便利な言葉です。物事を「処理する」「対応する」「引き受ける」から人の「面倒をみる」「世話をする」まで非常に守備範囲が広く、ビジネスでも使い勝手のよい言葉です。
impossible requestは「不可能な要求」すなわち「無理難題」。このように訳しにくい日本語は意味を考え、柔軟に対処しましょう。
次回は、仕事を進める中で使えるフレーズを紹介します。
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