会議のスタートは「Let's start」より「Should we start」：ネイティブに伝わるビジネス英語（2/2 ページ）

[デイビッド・セイン，Business Media 誠]

打ち合わせや会議のときに活用頻度の高い表現

　ここからは、いくつか例文を紹介します。

プロジェクトメンバー初顔合わせ

• Let's go around the room. Give us your name, department, and a little about yourself.　（1人1人、自己紹介をお願いします。）

　Let's all give our self-introductions.はやや硬い表現。Let's go around the room.でソフトに。

• I know we can make this project a success！　（必ずこのプロジェクトを成功させよう！）

　主語はweにして仲間意識を高めましょう。

参加メンバーの招集

• Could you get with these people and develop a solution proposal？　（このメンバーで会議を行いたいと思います。）

　「このメンバーと一緒に、解決案をまとめてくれますか？」と言って、会議の目的を明確にします。peopleはいわゆるメンバーとしても使える単語です。

• If you have an emergency, let me know by Monday at 4:30.　（参加できない場合は早めにご連絡ください。）

　emergencyは個人的な急用にも使える言葉。変更を早めに知りたい場合は「何か急なことがありましたら、月曜日の4時30分までにご連絡願います」のように、きちんと日時を指定します。

スケジュール調整

• Would 1:00 on June 10 work for you？　（6月10日午後1時でよろしいでしょうか。）

　時間の表現は、米国では12時間制が普通で、24時間制は軍隊、警察、鉄道などでしか使えません。

• Could you leave Monday from 1:00 to 6:00 open？　（月曜日の午後を空けておいてください。）

　leave〜openは「〜のスケジュールを空けておく」の意味。afternoonの解釈は人によって違う場合があります。通常は1時から6時の間だとはっきり伝えましょう。

場所の確保

• Do you think you could get a meeting room？　（会議室を取っておいてください。）

　Please get a room.だと怒って言っているように聞こえたり、「お願い、お願い」という子どものおねだりに聞こえます。Do you think you could 〜？　「〜していただけますか」の形を覚えます。

• Do you think we'll need a whiteboard？　（ホワイトボードの準備をして頂けませんか？）

　I want you to prepare a whiteboard.のように、こちらから一歩的にお願いするよりもやわらかいニュアンスです。

会議の進行の仕方

• Thanks for your time today.　（会議を始めさせて頂きます。）

　「今日はお集まり頂きありがとうございます」で始めます。

• We need to cover three topics today, and finish by 10:30.　（まず本日の議題はこちらになります。）

　「本日は3つの案件を話し合い、10時30分までに終了します」と具体的な情報から始めます。

締めの一言

• I think we've covered everything.　（それでは、決定事項は以上となります。）

　I think〜を付けることで命令的なニュアンスが排除できます。「全てを話し合うことができたと思います」とやわらかく表現します。

• Well, okay. thank you for your input today.　（以上をもって会議を終了いたします。）

　Okay, let's finish now.「はい、これで終わりですよ」は、やや不自然です。「皆さんのご意見をありがとうございます」と言って終わらせましょう。

---

　次回は営業活動時に使うフレーズを紹介します。