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» 2004年04月16日 21時34分 公開

つながっていたい気持ちを大事に〜「A5405SA」(2/2 ページ)

[後藤祥子,ITmedia]
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 「他メーカーの売れ筋や、色のトレンドを考慮するだけでなく、渋谷と銀座でカラー調査のアンケートも行った」(技術企画部プロダクトデザイン課の佐古宏文課長)

 最初に決まったのはレッド。ポイント色としてグリーンとレッドのどちらにするかは議論が分かれたそうだ。ただターゲットの中心が女性であり、店頭でも目をひくビビッドな色であることからレッドに決まったという。

 その次に決まったのはブラック。「これは社内で“親父キラー”と呼ばれていた」と佐古氏。「年配層や男性ユーザーが持っていて違和感がない、落ち着いた色ということで決まった」。

 最後に決まったのがホワイトだ。「発売当初は派手な色が注目されるが、飽きがこないホワイトやシルバーは地道に売れ続け、最終的には高い販売台数になる」。

  • au by KDDIロゴの位置を見てみると

 A5405SAは、2色に分かれた背面パネルが特徴。写真だけ見ると、中央が盛り上がっているように見えるが、実際はフラットだ。このパネル面に入っている「au by KDDI」ロゴ、ブラックだけ位置が違うのをご存じだろうか。

 ホワイトとレッドは、色の分かれ目のラインにロゴがかからないようにレイアウトされているが、ブラックは、ライン上にロゴが入っている。

 これは、端末のカラーコンセプトによるものだと佐古氏。「レッドやホワイトと違ってブラックは色の分かれ目が分かりにくい。よくよく見ると微妙に色が異なっているのが分かるようにしたのは意図的で、気が付いた人に驚いてもらおうというという仕掛け」。ライン上にロゴがあるとすぐ気が付いてしまうので、よく見ないと分からないよう、わざと中央に置いたそうだ。

子供に“この程度でいいだろう”は通用しない

 A5405SAの場合、長谷氏が女の子を持つ母親であることも、端末作りに影響しているようだ。子供がほしがる携帯電話がどんなものなのかは、子供とのコミュニケーションの中で分かることも多いという。

 「世の中には“子供だったらこんなものでいいだろう”という商品も売られているが、今の子供はそれで満足するほど甘くないし、親が思っている以上に大人びた考えを持っている。携帯電話にしても、見かけは大人と同じもので、中身だけ自分たちが使いたい可愛いものであってほしいと思っているのではないか」

 端末を企画するに当たって長谷氏がイメージしたのは、同じブランドの洋服を楽しんで着る親子だ。同じテイストを持った洋服でありながら、子供向けにアレンジしたラインを持っているブランドは若い親子の間で人気があるという。「そうしたテイストを携帯電話に盛り込みたかった。外観は普通の大人がかっこよく持てるもの、でも中身は“エンジェルブルー”など、子供が欲しがるブランドのテイストを備えた携帯電話」

 そうして生まれたのが、「A5405SA」なのだ。

 なおこの端末は、薄型軽量なのも特徴の一つ。薄型化にあたっては、INFOBARの開発で培った技術が役立ったという。次回は実装やカラーリング面についてのインタビューを紹介する予定だ。

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