KDDIが、PCサイトの閲覧が可能なOperaブラウザを使った「PCサイトビューアー」を提供すると発表(8月26日の記事参照)。2004年中に発売するWIN端末の一部に搭載するとし、料金体系を打ち出した(10月6日の記事参照)。
PCサイトビューアーの利用にあたっては、定額制が適用されず、オプションサービスなしの場合は0.21円/パケット、ダブル定額加入の場合は0.0525円/パケットの通信料がかかる。
「携帯端末+フルブラウザ」の先鞭を付けたのはDDIポケットの京セラ製PHS「AH-K3001V」(5月27日の記事参照) 。ブラウザにOperaを採用、定額制プランに加入すれば「PHSでPCサイトが閲覧し放題」になることから、注目が集まった。
ドコモも来春の発売を目指して「一般サイトへのアクセスを可能にするWebブラウザとメールソフトが搭載されたFOMA」をMotorolaと開発中だ。
キャリアがサービスを提供する前に、アプリとしてフルブラウザをリリースしたのがjig.jp(10月1日の記事参照)。FOMA 900iシリーズ、au 1X WINシリーズ向けに、Javaを使ったフルブラウザ「jigブラウザ」を開発、発売を開始した。
利用料金は月額1050円、または年間契約6090円。アクセスが集中したため、一時ダウンロードを停止する事態になるほどの反響があった。その際のダウンロード待ちは7000人にのぼったという(10月7日の記事参照)。
冬のボーナス商戦に向けた動きが活発になってきた。既にローエンド向け3モデルを発表しているドコモが、さらに4モデルの新機種を披露した(10月5日の記事参照)。
いずれもPDCで、“生活スタイルに合わせて選べる”ことを考慮したコンセプト端末(10月4日の記事参照)。「ちいささ」「薄さ」「可愛さ」「音楽」を特徴として打ち出した。
ボーダフォンは、デザイン端末第2弾の「nudio」を発表(10月5日の記事参照)。表面にディンプル加工した「metal」と、白磁の雰囲気を端末に反映させた「ceramic」をnudioシリーズとしてラインアップ。11月上旬以降、発売する。
KDDIは10月下旬に、KDDI初となる2GHzと800MHz帯対応のCF型通信カード「W02H」を発売(10月4日の記事参照)。ドコモはQualcommと協力して、2005年後半にもBREWクライアントを搭載したFOMA端末を開発すべく、端末メーカーと協議していることを明らかにした(10月7日の記事参照)。
CEATECの講演では、ドコモの中村維夫社長が「年末商戦に向けてFOMA 901iシリーズを投入する」と話した(10月6日の記事参照)。
翌年のトレンドを占う意味で重要なイベントがCEATEC(特集記事参照)。今年は各社が、モバイル向け地上デジタル放送関連の技術で火花を散らした(10月6日の記事参照)。
先行するのが三洋電機。1セグ放送/携帯電話一体型アンテナを装備、H.264対応の試作機を展示した。展示用実験局を用意して電波を飛ばし、実環境に近い形で披露するなど、他社を一歩リードしている印象だ(9月29日の記事参照)。
松下電器はH.264対応のシステムLSIを、ルネサス テクノロジはMPEG-4/H.264両対応のビデオデコーダを展示。富士通は、地デジの受信を意識した携帯電話のコンセプトモックを見せた(10月5日の記事参照)。
ドコモとKDDIは、携帯での利用を想定した燃料電池を出展。開発意図が「地デジの長時間視聴」にあることを伺わせる発言も聞かれた(10月5日の記事参照)。
米MotorolaのCEO、エドワード・ザンダー氏が来日し、最新の事業戦略を説明。DDIポケットは、新体制下での事業展開を明らかにする(10月1日の記事参照)。
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