個性的な端末が勢ぞろい──LG「ワイヤレスコリア」リポート(1/4 ページ)

» 2005年05月30日 20時37分 公開
[佐々木朋美,ITmedia]

 5月18日〜21日にかけて、韓国のソウルで開催された「EXPO COMM WIRELESS KOREA 2005/第10回 国際情報通信および移動通信展示会・セミナー」。個性派端末が並ぶLGブースの展示を見ていこう。

 「CYON」ブランドのLGブースでは、すぐ隣のブースに陣取るライバル、Samsung(5月24日の記事参照)に負けず劣らず展示数が多かった。イベント開催直前、一気に6種もの新端末をリリースするなど開催前から話題をさらっていた同社だが、実際に端末に触れてみると、重要なのは数ではなく個性や機能であることが実感できた。

 個性派端末が並ぶLGブース

話題の血糖値測定フォンを試す

 注目を集めたのは、血糖値などの測定機能がついた端末「KP3400」。これは演歌「オモナ」のCMで人気を集めたMP3フォン「オモナフォン」(3月5日の記事参照)に、ヘルスケア機能を搭載した端末で、体脂肪や血糖量測定機能からストレス値測定まで、健康にこだわった機能を備えている。血糖値を図ることができたので、さっそく試してみた。

 血糖値の計測は、まず携帯電話脇にある差込口に測定紙を差し込んでおき、注射器で血を採ってからそれを測定紙に移す、という手順で行う。

 「オモナフォン」の後継機種となるLG-KP3400は、MP3機能を備え、外部メモリはMiniSD。端末左側面には、血糖値を測定するための試験紙の差し込み口がある


 血糖値を測定するには、ほんの少しだが血を抜く必要がある。採血用注射器と、採取した血を測るための測定紙は必須だ。これらは別売りとなっている


 指先に注射器をあてて採血。針が入った瞬間は「ちくり」とする。採血を測定紙に流し込むと結果が出る。今回測定した結果、血糖値は「73」。アイコンが泣き顔だったので一瞬驚いたものの、空腹時の平均値内(70〜109mg/dl)ということだ
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