1位 端末の「命」であるUIで妥協はあり得ない──「SO902i」のこだわり
2位 厚さ8.8ミリの携帯も――「薄型・スリム」のトレンドが来た
4位 ついに1000万画素へ――携帯カメラ画質で争うSamsungとLG
5位 原点は“モノリス”──「D702i」、デザインのこだわり
6位 乾電池でFOMAを充電──ドコモ「FOMA乾電池アダプタ 01」発売
7位 ワンセグ端末「P901iTV」、ランク入りなるか? 「neon」は2位をキープ
8位 ソフトバンクのボーダフォン買収交渉、会見があれば聞きたいこと
9位 ボーダフォンのワンセグ携帯はシャープ製──「905SH」発表
10位 「ドコモは分割すべき」――千本氏が見る、激動の通信業界
先週に引き続き、今週も「SO902i強し」という結果だった+D Mobile。ソニー・エリクソン初のFOMA端末ということで、期待がふくらんでいる方も多いのではないでしょうか。21日にちゃんと発売されるよう、私もお祈りしようと思います。
ところで今日は、東京プリンスホテルパークタワーで行われた、「キッズケータイpapipo!」の発表会に行ってきました。このパークタワーは、開業1周年の新しいプリンスホテル。東京プリンスホテルと同じ敷地内にあるのかと思いこんでいたら、増上寺を挟んで反対側の敷地なんですね。間違って東京プリンスホテルに行ってしまった私は、慌ててパークタワーへダッシュ。結構離れていたので焦りました……でも間違えた人は私だけではなかったらしく、同じ方向へ急ぐ同業者らしき人々を見かけて、ちょっと心強く(?)思ったり。
前振りはこれくらいにして本題へ入りましょう。バンダイ&ウィルコムの合同発表会ということで、まずはバンダイの人とウィルコムの人が交互にスピーチをする、という構成でした。
ウィルコム土橋匡氏のスピーチは、PHSが低電磁波で体に優しいこと、携帯電話に比べて音質がよいこと、低出力の基地局をたくさん設置して面をカバーしていること……など、PHS関連ニュースを追っている身としてはわりとおなじみの内容だったのですが、面白かったのが「W-SIMが子どもの成長を見守る」という内容のパートでした。
W-SIMとは、PHSの通信機能をコンパクトにまとめた通信モジュールです(3月16日の記事参照)。W-SIMを対応端末(SIM-STYLE)に差し替えながら使っていけば、電話番号は変わらずに、子どもの成長に応じて、その時々に合ったケータイが使えますね……という内容でした。「なるほど、これも1種のユーザーの囲い込み策だな」と感心しながら聞いていました。
W-SIMが発表されたのはちょうど1年前の2005年3月16日。対応するSIM-STYLEの音声端末としては、第1号機が去年の11月25日に売り出されたばかりの“TT”(2005年10月20日の記事参照)、第2号機が今回発表された「キッズケータイpapipo」になります。
ここまで読んで、ピンとくる方もいるのでは。そう、W-SIM&SIM-STYLEはまだ世に出て日が浅いため、子どもが成長しても選ぶほど端末のバリエーションがないのです。キッズケータイpapipo!を使っていた小学生の女の子が、中学生・高校生になったら何を使うの?
土橋氏が紹介したのは、なんと「W-ZERO3」。「Eラーニング用途の情報端末として使えます。インターネットで調べ物をしたいときとか……(以下略)」
かねてより「W-ZERO3はいい端末だと思うが、女子的には萌えないのではないか」と主張している私としては、思わず隣に座っていた記者Gと顔を見合わせ、くくくっと声を潜めて笑ってしまったのでありました。女子高生にW-ZERO3はいくらなんでもキツイんじゃぁ……。あ、もしかして新色のシャンパンシルバーは女子狙いだったのかも?
冗談はともかく、1枚のW-SIMとともに子どもが育っていく、という姿はとてもいいなあと思う私です。SIM-STYLEのラインアップが揃って、どれにしようか迷える日が早く来るといいですよね。
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