夏モデルの発表にあたってドコモは「音楽を強く打ち出したい」と説明(5月11日の記事参照)。ドコモのiモード端末として初めてWMAに対応した「F902iS」(5月12日の記事参照)、連続再生時間が最長22時間とうたう「SH902iS」(5月19日の記事参照)、着うたフルに対応した「P902iS」「N902iX HIGH-SPEED」など、多彩な音楽携帯が出そろった。
ドコモのFOMAは、基本的にはアップルコンピュータの音楽管理ソフト「iTunes」などでエンコードしたノンセキュアAACを再生できるとしており、セキュアなオーディオフォーマットではSD-Audioに対応している端末も多い。
読者からは、夏モデルのそれぞれの端末について、「連続再生時間は最長でどれくらいなのか」という質問が寄せられている。結果は以下の通りだ。
端末名 | 連続再生時間 |
---|---|
D902iS | 約5時間(ノンセキュアAAC) |
F902iS | 約9時間(WMA)、約6時間(ノンセキュアAAC) |
N902iS | 約9時間半(SD-Audio)、ノンセキュアAACは調査中 |
P902iS | 約7時間(SD-Audio)、約7時間(着うたフル)、ノンセキュアAACは調査中 |
SH902iS | 約22時間(SD-Audio)、約3時間10分(ノンセキュアAAC) |
SO902iWP+ | 約4時間(ノンセキュアAAC) |
DOLCE SL | 約2時間50分(SD-Audio)、ノンセキュアAACは調査中 |
SA702i | 約7時間(ノンセキュアAAC) |
SO702i | 約4時間(ノンセキュアAAC) |
N902iX HIGH-SPEED | 未定 |
音楽プレーヤーとして使うときに気になるのが、イコライザーの有無。「低音をバリバリ効かせたい」「広がりのある音でクラシックを聴きたい」といった要望に応えてくれるのかどうかを問う質問も多かった。
調査したところ、イコライザーがあるのは、「N902iS」「P902iS」「SH902iS」「DOLCE SL」「N902iX HIGH-SPEED」の5機種だった。
端末名 | セキュア | ノンセキュア | イコライザー |
---|---|---|---|
D902iS | ― | AAC | なし |
F902iS | Windows Media Audio | AAC | なし |
N902iS | SD-Audio | AAC | 低音強調、高音強調、音漏れ低減、ポップ、ジャズ、ロック、テクノ、クラシック、スピーチ |
P902iS | SD-Audio | AAC | ノーマル、S-XBS、トレイン |
SH902iS | SD-Audio | AAC | ノーマル、ロック、ポップス、クラシック |
SO902iWP+ | ― | AAC | なし |
DOLCE SL | SD-Audio | AAC | なし |
SA702i | ― | AAC | なし |
SO702i | ― | AAC | なし |
N902iX HIGH-SPEED | SD-Audio | AAC | 低音強調、高音強調、音漏れ低減、ポップ、ジャズ、ロック、テクノ、クラシック、スピーチ(予定) |
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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