キーロックは待受画面以外でも利用可能。キーロックをかけるとフルキーボード側にもロックがかかって利用できなくなる。スライド式なのでロックのオン/オフともに操作は容易で確実だ。ロックスイッチは少々硬めだが、カバンの中などでほかのものと接触して勝手にオン/オフすることはなさそうだ。
なおキーロック中でも音声通話の着信時に発話ボタンを押せば通話を開始でき、また電源オンの操作は行える。電源をオンにできるのは、W-ZERO3[es]の場合、一定時間操作しないとサスペンド状態になる設定が用意されているためと思われる(着信は可能)。急いで画面を確認したいときの利便性を考慮したのだろう。
W-ZERO3では最大音量にしても音があまり大きくなかったが、W-ZERO3[es]では改良されたのだろうか。
miniSDカードに保存した同じMP3ファイルを再生して比べたところ、W-ZERO3より明らかにW-ZERO3[es]の方が音量は大きくなっていた。付属のヘッドフォンのほかに、オーディオテクニカ製ヘッドフォン「ATH-F5E」や、ソニー製ヘッドフォン「MDR-CD770」で試してみたところ、W-ZERO3と比較にならないほど大音量で再生できた。これなら音楽プレーヤーとしても便利に使えそうだ。
W-ZERO3[es]は、着信音の設定を細かく設定できるようになった。音声着信時の設定は、登録したアドレス帳単位で行える。メールはライトメールとEメール(ウィルコムEメール含む)にそれぞれ着信音を設定できる。なおアドレス帳にグループ設定がないことから、グループ単位の着信音設定には対応していない。
着信音はアドレス帳の概要画面からメニューを呼び出して設定できる。通常の編集画面内には設定項目がない点には注意したい。着信音は、本体メモリに保存すればMP3、WMAなど内蔵のWindows Media Playerで再生可能な音楽ファイルも自由に設定できる暗い場所で使うときにあると便利なのが、キー部分のバックライト。W-ZERO3[es]のデュアルキーボードには、それぞれバックライトが搭載されているのかを問う質問が寄せられた。
W-ZERO3同様、キーボードにはバックライトが付いている。ダイヤルキー部分、フルキーボード部分共に、ほぼ全キーをバックライトがカバーしている。W-ZERO3よりも明るく認識しやすい印象だ。
写真で解説する「W-ZERO3[es]」
ケータイスタイル時のテンキー操作は──「W-ZERO3[es]」
フルキーボードは使いやすいか──「W-ZERO3[es]」
データ通信中の各種着信の対応は──「W-ZERO3[es]」
デュアルキーボードの「W-ZERO3[es]」 2.8インチVGA液晶搭載
「本能的に欲しくなる」──[es]が埋める“間”
ゲイツ氏も「ZERO3」に期待 異例のメッセージCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.