W47Tは、au初のテレビ電話対応機であるという特徴も持つ。W47T(やDRAPE)同士はもちろん、ドコモやソフトバンクモバイルの3G端末とも接続でき、ダイヤルキー下段部に正面向きでスピーカーを、十字キー右上にマイクを実装し、テレビ電話の利用に適した配置にしたのもポイントの1つとなる。
ちなみにau携帯同士なら、最大5人(1対4の計5人)でテレビ電話を楽しめる機能も備わる。
ただしauのテレビ電話対応機は2007年1月現在、このW47TとDRAPEしかない。1対多の同時テレビ電話は、対応端末とその対応端末を所持する友人・家族らの増加も必須。存分に楽しむには、実質的にまだ先になりそうだ。
そのような状況において、W47Tのテレビ電話関連機能でなかなか便利そうだと感じたのが「モニタリング着信機能」だ。あらかじめ設定した電話番号からかかってきた場合にのみ自動応答する機能で、自宅にいるペットの確認や、自己防犯ツールの1つとして活用できる。
もちろん同機能の利用にはテレビ電話対応端末がもう1つ必要になるが、大がかりな設備投資なしに実現できるのがメリットと言えそうだ。なお“送り”側での使用時には、相手の映像と音声を最大10分間、本体内蔵メモリに録画できる機能も備えている。

“受け”側としてW47Tを自宅に設置する。「モニタリング着信機能」で留守番しているペットの様子をほかのテレビ電話対応端末でチェックできる。自動応答するまでの秒数設定や、着信音やバイブの有無/音量調整が行える。ちなみにバイブ/着信音が鳴ると、臆病な我が愛猫はとたんにカメラの前から逃げてしまう。そのため音を「ナシ」にする機能は必須なのだ
ディスプレイを開いたまま、立てて設置できる卓上ホルダが付属する。このスタイルだと33万画素のサブカメラを活用することになる。ちなみに(324万画素のメインカメラを使用するために)裏向きにも設置でき、その角度も何段階かに調整できると、さらにカメラがもっと広角だともう少し便利に使えそうなのだが
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