“売れすぎ”PASMO、発売停止――定期券のみに

» 2007年04月11日 17時25分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 PASMO協議会は4月11日、FeliCaを利用した交通乗車券「PASMO」の発売を制限すると発表した。

 PASMO定期券は引き続き販売するが、記名PASMO・無記名PASMOの販売は4月11日いっぱいで停止。8月から販売を再開する。またオートチャージ用PASMOについても、4月13日付けの申し込み分で締め切り、9月に受付を再開するという。

 制限の理由は“予想外に売れすぎた”から。当初PASMO協議会では2007年度末までの1年間で500万枚の発行を目指していたが、実際に3月18日から販売を開始したところ、開始4日で100万枚以上を売り上げる人気となった(3月27日の記事参照)

 400万枚用意していたPASMOのうち、すでに300万枚以上が売れたため、3月28日に300万枚の追加発注を行ったという。追加発注分は8月に納品予定で、8月以降は安定して販売できるだろうとみている。

「定期券についてはほぼ予想通りだったが、そのほかのPASMOについては予想をはるかに超える売れ行きとなった。うれしい悲鳴ではありますが、お客様にはご迷惑をかけて、申し訳ありません」(PASMO協議会広報)

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