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» 2007年04月25日 18時12分 公開

「911T」の“ここ”が知りたい(4):どれくらいの速さで通信できるか――「911T」

「911T」は、下り最大3.6Mbps/上り最大384Kbpsの高速通信が可能なHSDPA規格「3Gハイスピード」に対応しているが、実際はどのくらい速いのか。通信速度について検証した。

[田中聡(至楽社),ITmedia]

質問:通信速度はどれくらいか

 ソフトバンクモバイルのHSDPAサービス「3Gハイスピード」の通信速度は最大3.6Mbpsだが、この数値はあくまで理論上の最大値だ。実際、「911T」の通信速度はどれくらいなのか。「812SH」と最大1.8Mbpsの3Gハイスピード対応の「707SC II」を交えて計測してみた。

  着うたフル(1.7MB)をダウンロード 添付メール(297KB)を受信 PCサイトビューアで「Yahoo!JAPAN」トップページへアクセス
911T 秒数:約39.5秒
速度:約361Kbps
秒数:約13.5秒
速度:約185Kbps
秒数:約29.9秒
速度:―
707SCII 秒数:約69秒
速度:約207Kbps
秒数:約7.17秒
速度:約347Kbps
秒数:―
速度:―
812SH 秒数:約57.2秒
速度:約249Kbps
秒数:約26.1秒
速度:約95Kbps
秒数:約21.73秒
速度:―
※都内板橋区の室内にて計測。ストップウォッチで3回計測した平均値

 結果は表の通り。着うたフルのダウンロード速度は911Tが最速だったが、3.6Mbpsの10分の1程度の速度しか出なかった。添付メールの受信は707SCIIが最も速く、911Tの約185Kbpsは3.6Mbpsの約20分の1の速度。本来の実力を出し切れていないという印象だ。

 PCサイトブラウザで「Yahoo!JAPAN」のトップページを表示した速度は、812SHのほうが約8秒速いという結果になったが、これは通信速度というよりも、ページを表示する際のレンダリングの処理に、911Tのほうが時間がかかったためだと思われる。解像度の高いワイドVGA液晶を搭載していることが一因だろう。ページサイズが大きかったり画像の多いページは、スピーディにブラウジングできるという印象はあまり受けなかった。

質問:3Gハイスピードの対応エリアは?

 3Gハイスピードの対応エリアは、ソフトバンクのWebサイトやカタログでは案内されていない。ソフトバンクによると、対応エリアは「2007年4月1日現在、全国の政令指定都市および主要都市、首都圏/国道16号線内、東海/名古屋市および周辺の主要都市、静岡市、関西/京阪神エリア」だという。なお、3Gハイスピードの人口カバー率は「現時点では非公表」とのことだった。

質問:操作レスポンスはどうか

 操作レスポンスはどうか、という質問も多く寄せられた。前モデル「910T」との比較も交え、メインメニュー、メール、ワンセグなど、待受画面から機能を呼び出して起動するまでの秒数を表にまとめた。

  911T 910T
メニュー起動 約1.2秒 約0.63秒
メールメニュー起動 約0.43秒 約0.33秒
ショートカット起動 約0.8秒 約0.27秒
電話帳起動 約0.37秒 約0.3秒
オーディオ起動 約0.67秒 約0.43秒
カメラ起動 約2.53秒 約2.7秒
ワンセグ起動 約8.37秒
スクロール(Yahoo!ケータイのメニューリスト) 約3.63秒 約2.8秒
スクロール(PCサイトブラウザのYahoo!JAPANトップページ) 約5.03秒 約3.77秒
スクロール(メールメニュー) 約2.5秒 約2.5秒
※ストップウォッチで3回計測した平均値。スクロールはページ最上部から最下部へカーソル移動した速度

 全体的に910Tよりも911Tのほうが若干遅くなっているが、ストレスを感じるレベルではない。メール、ショートカット、電話帳、オーディオは1秒未満で素早く呼び出せた。カメラやワンセグの起動も十分速いといえる。サイトのスクロールもストレスを感じることはなく、メニュー画面のスクロールもサイトと同様スムーズだ。通常のメニューやサイト画面がワイドVGA非対応となったのは、こうした使い勝手を考慮した措置だったといえそうだ。


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