5分で分かる、2007年上半期のモバイル事情(前編)(2/3 ページ)

» 2007年09月03日 18時01分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

携帯の差別化ポイントはインタフェースに

 かつて携帯電話の差別化ポイントは、カメラやディスプレイなどの機能だったが、最近は端末のデザインへとトレンドが移り変わってきた。そして次なるトレンドとなりそうなのがインタフェースだ。

 1つの流れとしてあるのは、新たな入力/操作インタフェースの採用。これまでもソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ端末のジョグやNEC端末のニューロポインター、三菱電機端末のスピードセレクター、三洋電機端末のスムースタッチ、指紋センサーをポインターとして利用する日本無線端末などの例があるが、ディスプレイの大型化に伴い、それが顕著になってきた。

Photo ソニー・エリクソン・モバイル端末のジョグダイヤルとディスクジョグ

Photo PCのトラックポイントのように操作できるNEC端末のニューロポインター(左)。回転する十字キーで高速スクロールが可能な三菱電機端末のスピードセレクター

Photo 日本無線は指紋センサーを方向キーとして利用(左)。三洋電機の「W42SA」は、ダイヤルキー部分を手書き入力エリアとして使えるようにした(右)

 2007年に入って登場したのは、指紋認証ユニットを操作に利用する「W51H」のスマートセンサー、キーボードにタッチパネルディスプレイを搭載した2画面ケータイ「D800iDS」、円形のデバイスをなぞると画面がスクロールする「Advanced/W-ZERO3[es]」のXcrawl、ノートPCのタッチパッドのような操作感を携帯に取り入れた「SH904i」のTOUCH CRUISERなどだ。

Photo 指紋センサーを方向キーとして使う「W51H」(左)。利用シーンに応じてキーレイアウトが変わる「D800iDS」(右)

Photo 携帯にタッチパッドのような操作を取り入れた「SH904i」(左)。なぞるとスクロールする「Advanced/W-ZERO3[es]」のXcrawl(右)

 今後登場する端末では、ソニー・エリクソン端末の「W53S」に+JOGが搭載され、久々にジョグが復活。また、HTCはドコモ向けのビジネスケータイ「HT1100」に、3Dメニューと指を使ったタッチパネル操作を組み合わせた「TouchFLO」という新たなインタフェースを搭載した。

Photo +JOGでジョグ復活を果たした「W53S」(左)。画面に指をすべらせて操作する「HT1100」の「TouchFLO」(右)

スマートフォン、続々と登場

 ウィルコムの「W-ZERO3」が火付け役となったスマートフォン市場が、2007年も拡大基調で推移している。

 イー・モバイルが開業と同時に音声機能なしのHSDPA端末「EM・ONE」を投入し、ウィルコムは7月19日に「Advanced/W-ZERO3[es]」を発売。ソフトバンクモバイルはHTC製の「X02HT」、東芝製の「X01T」を発売する予定だ。

 ドコモは「BlackBerry 8707h」の日本語対応版をリリースし、2008年1月以降にはWindows Mobile端末にケータイの操作手法を取り入れたHTCの「HT1100」と富士通の「F1100」を発売する。

 これまで音声端末に注力してきたKDDIも、スマートフォンの投入を計画しており、秋・冬モデルとして登場するかどうかに注目が集まる。また欧州で人気の「Nokia E90 Communicator」が日本で登場するかどうかも気になるところだ。

Photo フルキーボード付きスマートフォン。左からイー・モバイルの「EM・ONE」、ソフトバンクモバイルの「X01T」、ウィルコムの「Advanced/W-ZERO3[es]」

Photo ドコモが販売する「BlackBerry 8707h」は日本語に対応(左)。ソフトバンクモバイルの「X02HT」はストレート型のフルキーボード付き端末だ(左中)。ドコモの1100シリーズは、携帯電話の使い勝手を取り入れたWindows Mobile端末。文字入力はダイヤルキーで行う(右中、右)

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