LG電子も、最近発表した話題の携帯電話を各種展示しており、中でも「チョコレートフォン」や「Shine」など、世界的なヒット作を立て続けに輩出したプレミアム携帯シリーズの「Black Label」には、「Secret」(LG-KU6000)という新モデルが追加された。
Secretは前面に強化ガラス、背面にカーボンファイバーを使用することで、スリムさと強靭さを両立させている。ディスプレイ下部にはチョコレートフォンを彷彿させるタッチパッドが配置され、操作時に青のLEDが光るなどスマートな印象を受ける。
普段はダイヤルキーやタッチパッドで操作でき、本体側面にある「ムービングタッチ」キーを押すと、画面に直接触れて操作できるタッチパネルモードになる。ムービングタッチで操作できる機能は、フォトギャラリー、地上波DMB、アラーム、テキストビューワー、地下鉄路線図、ゲームなど。これらの機能の利用時には、ドラッグ&ドロップ操作などもでき、快適に利用できる。非常に便利なUIなので、すべての機能で利用できるようになってほしいものだ。

ムービングタッチモードで、写真アルバムを見ているところ。写真の移動やオープンなどが楽にできる(写真=左)ムービングタッチモードのゲーム機能。画面は動作認識センサーを利用したハンマー投げゲーム。端末を大きく振るとハンマーを持っている人が回り、その後画面を軽く触れるとハンマーを投げる(写真=右)
ディスコフォンは韓国のほか、世界50カ国で販売される。韓国版は60万ウォン台(約6万2000円台)で、地上波DMBを受信できる。カメラはAF付き300万画素、アスペクト比16:9のワイド撮影にも対応している「ディスコフォン」(SK Telecom:LG-SH650)/KTF:LG-KH6500)は、3インチのタッチパネルとダイヤルキー、そして本体背面左上にあるクイックダイヤルという3つの方法で操作できる端末だ。
タッチパネルで表示させたメニューをクイックダイヤルで上下移動して選択し、ダイヤルキーで文字入力するという、両手を駆使した素早い操作ができる。またクイックダイヤルを押し込めば、画面上に円形のランチャーを表示し、クイックダイヤルを回してアプリや機能を呼び出せる。ここには、よく利用する6つの機能を登録可能だ。
今回の展示ではタッチパネル端末が多数登場したが、実際に使ってみると入力の素早さではディスコフォンが上を行く印象を受け、特にクイックダイヤルを使った、スピーディな操作は、特筆に値する。
World IT Show 2008リポートの後編では、LG電子の「ビキニフォン」や「ワインフォン」「アイスクリームフォン」のほか、前回でも触れた「WiBro」の最新動向や、韓国でも普及が始まった3Gケータイ向けの最新サービスなどを紹介する。
プログラマーを経た後、雑誌、ネットなどでITを中心に執筆するライターに転身。現在、韓国はソウルにて活動中で、韓国に関する記事も多々。IT以外にも経済や女性誌関連記事も執筆するほか翻訳も行っている。
キーワードは「タッチ」――LG電子、新モデルのタッチパネル端末「Secret」を披露
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