7月11日、ついに日本でiPhone 3Gの販売が開始された。7時から先行発売を行ったソフトバンク表参道には1400人が列をなし、いち早くiPhoneを手にしたい人々が徹夜で発売の瞬間を待つ姿が見られた。
同店では、販売開始に合わせてカウントダウンセレモニーを開催。挨拶に立ったソフトバンクモバイル 社長兼CEOの孫正義氏は、「今日はケータイがインターネットマシンになる、歴史的な記念すべき日」と宣言し、「今後はPCを使ってインターネットを使うよりも、iPhoneを使ってインターネットをする方が快適である、便利である、そんな時代がやってくるのではないかと思う」とiPhone 3Gの魅力をアピールした。
セレモニーは、ビックカメラ有楽町店本館、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba、ヨドバシカメラ マルチメディア梅田でも開催され、タレントの上戸彩さんや俳優の谷原章介さん、ソフトバンクモバイルのテレビCMでおなじみの“予想GUY”ことダンテ・カーヴァーさんが駆けつけ、イベントに華を添えた。
発売に合わせてiPhone 3G向けの各種サービスの提供も開始された。iPhone 3G、iPod touch向けの各種アプリを提供する「App Store」がオープンしたほか、ヤフーがiPhone、iPod touchに最適化したポータルサイト「Yahoo!JAPAN」を提供開始。コミックビューワの開発で知られるセルシスは、iPhone向け電子コミックビューワを開発中であることを明らかにした。
7月7日、電気通信事業者協会(TCA)が2008年6月末の携帯/PHSの契約数を発表した。携帯電話の契約数は1億364万8400件。キャリア別では15万8900の純増の純増となったソフトバンクモバイルがトップを守り、2位は8万4200の純増を獲得したNTTドコモ。純増1万2000のauは、純増4万7700で3位となったイー・モバイルに及ばず、最下位に転落した。なお、ウィルコムのPHSは、900の純増で累計契約数は461万4800となっている。
7月9日には、電子情報技術産業協会(JEITA)が5月の携帯電話・PHS端末の国内出荷台数実績を発表。累計出荷台数は350万1000台。前年同月比は89.3%となり、2007年5月の実績を下回った。
携帯電話の出荷台数は335万1000台で、前年同月比88.7%。ワンセグ搭載モデルの出荷台数は217万2000台となり、前年同月比279.7%と好調に推移している。なお、ワンセグ搭載率は64.8%に達し、7カ月連続で5割を突破。統計開始以来の累計出荷台数は、3306万5000台となっている。
NTTドコモは7月7日、8月1日から個人ユーザー向けに「ブラックベリーインターネットサービス」を提供すると発表した。個人ユーザー向けのBlackBerryサービスについては、株主総会の席でドコモの山田隆持社長が「個人向けの販売についても鋭意検討したい」と話しており、それが実現した格好だ。
個人向けサービスの開始により、専用サーバなどを設置することなく、BlackBerryを使ったインターネットメールの確認やWebブラウズ、BlackBerry端末同士のインスタントメッセンジャーなどのサービスが利用可能になる。ドコモではサービス開始と同時にインターネットとドコモショップの法人営業部門で「BlackBerry 8707h」の販売を開始。ブラックベリーインターネットサービスの月額利用料金は3045円で、BlackBerry専用のメールアドレスと、OCNやGoogle、So-net、@nifty、ぷららなどのインターネットサービスプロバイダ(ISP)のメールアドレスを最大10個まで登録でき、自動受信で利用できる。
なお、FOMAの回線利用料とパケット通信料は別途請求され、パケット通信料は1パケットあたり0.2円。パケ・ホーダイやパケ・ホーダイフルなどの定額プランは適用されないが、パケットパックは利用できる。
イー・モバイルが7月10日から、ライトユーザー向け料金プランの「スーパーライトデータプラン」に、端末の初期導入コストを軽減できる「スーパーライトデータプラン にねんMAX」を追加した。
同プランは、「EMONSTER」や「EM・ONEα」などのハイエンドモデルを導入する際に初期費用を軽減できるプラン。2年間の継続利用を条件に、初期費用から減額する形で6万9600円分の長期契約割引を適用する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.