米Appleが3月17日(現地時間)、米国で開催した「iPhone OS 3.0」の説明会で、iPhoneのワールドワイドでの販売台数や、一部に不満の声もあるApp Storeの審査状況などに言及した。
現在までに80カ国で入手が可能になったiPhoneの総販売台数は、2008年末までで1370万台。これは、iPhoneを発表した当初掲げた1000万台を上回る実績だ。直近の数字では、1700万台を突破したという。iPod touchの販売台数を足すと、iPhone OS搭載デバイスの数は3000万台にも上る。
App Storeで販売されているアプリは、合計で2万5000タイトルを超え、そのダウンロード数は8億回を突破した。iPhone OSのSDKは、公開以来80万のダウンロードがあり、そのうち、iPhone Developer Programに登録している企業や個人の開発者はおよそ5万。約6割は、それまで携帯電話向けの開発を手がけていなかったという。
なおApp Storeでの審査状況について、不透明な部分あることなどが一部で話題になっているが、この件についてAppleは「申請されたアプリのうち、96パーセントは承認されている」と、特定のアプリを不当に排除するようなことはしていないと明言。審査の時間も「98パーセントのアプリは7日以内に承認が完了している」ことを明らかにした。
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