写真で解説する「F-04B」(ソフトウェア編)(2/3 ページ)

» 2009年11月17日 20時14分 公開
[田中聡,ITmedia]

「F-09A」から進化したタッチパネル

 防水・防塵性能を備えていないことを除けば、基本性能は「F-01B」とほぼ同等。「オートGPS」や「マイエリア」などの新サービスはもちろん、Blu-ray Discレコーダー連携、WORLD WING(3G+GSM)、下り最大7.2MbpsのFOMAハイスピードなどもサポートしている。

 フルワイドVGA(480×960ピクセル)表示対応の約3.4インチ液晶はタッチパネルに対応。タッチパネルは「F-09A」がベースになっており、待受画面をタップすると、機能/新着情報/待受ショートカットをまとめた「待受ランチャー」が現れる。F-09Aの待受ランチャーでは、横画面だと「機能」「新着/ステータス」「待受ショートカット」バーの文字が縦表示になり(F-09Aでは横表示のままだった)、見やすくなった。

※初出時に「F-09Aの待受ランチャーは縦画面でしか表示されなかった」との記述がありましたが、アイコンとその文字は横画面に合わせて表示されます。お詫びして訂正いたします。(11/18 21:40)

photophoto 「待受ランチャー」には「機能」「新着/ステータス」「待受ショートカット」の3つのカテゴリーが表示される。モーションセンサーを利用し、F-04Bでは横画面表示も可能だ
photophoto 縦画面と横画面の自動切り替え(オートローテーション)は機能ごとに設定できる

 タッチパネルの大きな進化点として注目したいのが、手書き入力ができる「フリータッチライティング」を搭載したこと。タッチパネルで文字入力できるのは、F-09Aはブラウザの検索ウィンドウや暗証番号入力などに限られていたが、F-04Bはメールでも可能になった。ひらがなはもちろん、漢字や絵文字の手書き入力にも対応している。例えば画面にハートマークを描くと、ハートの絵文字が変換候補に表示される。変換候補は文字を書くごとにリアルタイムで絞られ、複数の候補が表示される場合もある。もちろん予測変換にも対応しており、「お」を入力して「お世話に」を変換するといった操作も可能だ。短時間で試した限り、手書き文字の認識精度は良好だと感じた。少し崩れた文字でもほぼ正確に認識してくれたので、ソフトウェアキーボードを使うよりもスムーズに入力できるかもしれない。

photophotophoto 画面下部のスペースに手書き文字を入力する。なお、上部のアイコンをタップすると、手書き入力とソフトキー入力が切り替わる(写真=左)。「お」と入力すると、変換候補に「お」で始まる言葉が表示される(写真=中)。候補一覧をタップすると拡大表示する(写真=右)
photophotophotophoto 手書きだけでは読めないような、少し崩れた漢字も認識してくれた(写真=左端)。似た形の文字がある場合は複数の候補が現れる(写真=左中)。絵文字も認識してくれる(写真=右中、右端)
photophotophoto F-09Aでもおなじみのソフトウェアキーボードも採用。手書き入力と切り替えて使用できる。入力は2タッチ方式
photo 横画面でも入力できる

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