「スマートスリープ」というiPhone 3GS向けアプリをご存じだろうか。医療用や介護用の製品を中心にベッドを開発・販売しているメーカー、パラマウントベッドが開発したアプリだ。“いい睡眠”を取るためのアシスタントとして、目覚まし機能を中心に、睡眠の記録を取ったり、生活習慣のリズム作りに役立てたりできる機能を用意した。
主な機能は目覚まし時計。寝る前にアラームをセットし、設定した起床時間が来るとアラームが鳴る。ただ、この機能の裏でいろいろとおもしろい機能が用意されている。アラームをセットした時間からアラームを止めた時間までを「睡眠時間」として記録するほか、アプリを終了してもアラームがちゃんと動作するよう、Push Notification機能に対応。アラームのオンとオフに連動し、Twitterにおやすみ/おはようつぶやきを自動投稿したりもできる。もちろんアラーム音はiPodライブラリーの中から好きな曲を設定可能だ。
もっとおもしろいのは、「食事終了」の通知機能。就寝3時間前までに食事を終えることがいい睡眠につながることから、就寝予定時刻を設定しておけば、その3時間半前に食事終了のお知らせを表示してくれる。
もっとも、Push Notificationを活用する関係上、アラームをセットするときにiPhoneがネットワークにつながっていること、起床時間にも圏外ではないことが重要な条件となるので、この点には注意したい。またバッテリーの減りが早くなるというレビューもあったので、寝る前に充電器に接続し、アラームをセットしておくのが良さそうだ。
このアプリは、「日本人の5割以上がケータイを目覚ましにしている」「月曜日のおはようと、土曜日のおはようは違う」「おはよう・おやすみのコミュニケーション」(外部リンク)といった点に着目して開発したという。睡眠時間を記録し、食事の時間などに気をつけることで、不規則な生活が改善でき、よりよい生活習慣のリズムが作れるというわけだ。不規則な生活を送っている記者には耳が痛い。
iPhone 3Gでは正常に動作しない場合があることや、レビューを見ると改善要望も多数挙がっていることなどにやや不安を感じる部分もあるが、11月24日まではリリース開始記念として無料(以後は350円)なので、まずはダウンロードして試してみてはいかがだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.