6.5との違いは?――「Windows Mobile 6.5.3」はここが進化した:Mobile World Congress 2010

» 2010年02月22日 22時50分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 有機ELとQWERTYキーボードを搭載した東芝製の「K01」

 Windows phone向けOS「Windows Mobile 6.5」の次期バージョン「Windows Mobile 6.5.3」の存在が明かされた。Sony Ericsson製の「Aspen」や東芝製の「TG02」「K01」など、Windows Mobile 6.5.3対応モデルが発表されている。マイクロソフト コンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 モバイルコミュニケーション本部 本部長の越川慎司氏によると、6.5と6.5.3の主な違いは「UI(ユーザーインタフェース)の変更」「タッチパネル」「機能の安定化」の3点だという。

 UIの変更については、片手で使うことを想定し、スタートメニューのアイコンを画面下部に置くほか、大きなメニューアイコンを採用する。「片手でケータイを使う人の多い日本では、左上にスタートメニューがあるので使いにくいという感想が多く挙がりました。6.5.3ではこうした日本の要望を多く採り入れました」(越川氏)

 ディスプレイは有機ELの搭載が可能になり、開発メーカーが静電容量式か感圧式のタッチパネルを選択できるようになる。実際、Mobile World Congress 2010の東芝ブースで展示されていたK01は、静電式タッチパネル対応の有機ELを搭載していた。

 機能の安定化については、タッチパネルやキーの反応速度はもちろん、Internet Explorer Mobileのレンダリング速度も向上させた。「日本でも、スマートフォンを選択する上で一番大きな要素はフルブラウザという調査結果が出ています。6.5のInternet Explorer Mobileも、Flashや拡大縮小などの動作はユーザーさんからいい評価を得ていましたが、さらに進化させました」と越川氏は話す。どの程度速くなったかはハードウェアやCPU、バックグラウンドで起動しているアプリの数によるが、「体感的に分かるほどには改善できた」と越川氏も自信を見せる。

 Windows phoneは、今後は「Windows Phone 7 Series」と「Windows Mobile」の二本柱で展開される。新しいユーザーインタフェースや魅力的なコンテンツを楽しめるWindows Phone 7はもちろん、日本ユーザーの要望を採り入れ、着実に“使いやすくなった”Windows Mobileにも注目したい。

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