レビュー
» 2010年11月09日 20時21分 公開

写真で解説する「AQUA STYLE 001SC」(1/2 ページ)

Samsung電子製の「AQUA STYLE 001SC」は、防水(IPX5/IPX7仕様)に加えて新しく防塵(IP5X)にも対応し、前機種「840SC」よりもさらにスリムになった折りたたみ型ケータイだ。よりシンプルで飽きの来ない大人らしいデザインとなっている。

[memn0ck,ITmedia]

840SCよりもスリムになった防水ケータイ

photo Samsung電子製の「AQUA STYLE 001SC」。同社製の国内向け防水モデルとしては「840SC」に続き2機種目。防水に加えて防塵にも対応した

 ソフトバンクモバイルのSamsung電子製「AQUA STYLE 001SC」は、防水・防塵に対応した落ち着いたデザインが特徴の折りたたみ型端末。背面パネルには、本体色ごとに異なるパターンが施されている。発売は2010年6月下旬以降を予定している。

 2010年夏モデルとして発売されていた「AQUA STYLE 840SC」の後継機種となっており、厚さが11.7ミリとよりスリムになった。大きさもコンパクトさをそのまま受け継いでおり、サイズが約51×113×11.7ミリ(最厚部14.6ミリ)、重さが約124グラムと女性の手にも収まりやすくなっている。説明員によると、端末価格は840SCよりも安くなるという。

 主なターゲット層は30代半ばの女性で、840SCよりも多少年齢層が上に設定されており、その分、よりシンプルで落ち着いたデザインになった。サブターゲット層は30〜40代半ばの男女なので、幅広くなっている。どちらかというと女性およびユニセックスな商品カテゴリーを目指したようだ。

 ボディーカラーは840SCの4色から3色に減ったが、色ごとに塗装を変え、ブラックが柄のないパターンとなっているが、フランボワーズピンクにはかわいらしい草花柄、ホワイトにはシックな格子柄が施されている。

840SCと001SCのスペック
機種名 840SC 001SC
サイズ 約50×109.95×15.4ミリ 約51×113×11.7ミリ(最厚部14.6ミリ)
重さ 約120.8グラム 約124グラム
防水 ○(IPX5/IPX7仕様) ○(IPX5/IPX7仕様)
防塵 × ○(IP5X仕様)
ワンセグ ×
UVチェッカー ×
カメラ 314万画素CMOS 320万画素CMOS

photophoto ボディーカラーは、左からフランボワーズピンク、ブラック、ホワイトの3色。筆者が840SCで気に入っていた淡色ブルー系のシャーベットブルーの同系色がなくなったのは少々残念だ。背面はデコレーションしやすいようにフラットなパネルを採用(写真=左)。裏面にはオートフォーカス対応の有効320万画素CMOSカメラやモノラルスピーカー、赤外線端子、バッテリーが配置されている(写真=右)
photophoto サブディスプレイは搭載していないが、着信時などに光る3色LEDを内蔵している(写真=左)。メインディスプレイは約2.8インチワイドQVGA(240×400ピクセル)のTFT液晶(最大26万色)を搭載(写真=右)
photophoto 従来のSamsung電子製の折りたたみ機種と同様に、ある程度ヒンジを押しても弾力によって破損しないようになっている(写真=左)。これによってヒンジの故障率を下げている。また、これまで全開および全閉時のみでしか状態を保持できなかったが、それ以外の状態でも保てるようになった。ホワイトとフランボワーズピンクは背面パネルに模様があしらわれている(写真=右)
photophoto 840SC(左)と001SC(右)を並べたところ。サイズはほぼ同じだが、001SCの方がやや長くなっている(写真=左)。より丸みのあるデザインとなったとともに、薄くなっていることも分かる(写真=右)

ワンセグやUVチェッカーは非搭載に

 840SCは、Samsung電子の国内向け機種としては初めて防水に対応したモデルだっただが、001SCでは防水(IPX5/IPX7仕様)はそのままに、防塵(IP5X仕様)にも対応している。この防塵機能は、840SCで追加してほしい機能として一番要望が多かったものだという。

 防塵機能に対応することで、より安心して料理中や入浴中などで利用できるようになる。また、840SCでは、microSDスロットがバッテリーカバーの中にあり、バッテリーを外さないと抜き差しできなかったが、001SCでは本体側面に個別スロットとして設置された。これによって、電源オンで利用時にmicroSDを抜き差し可能になり、頻繁に抜き差しする人には便利になった。

 スリム防水ケータイということでサイズを優先し、ワンセグやUVチェッカーといった機能は省かれた。切メインによると、ワンセグを搭載することでユーザーの購入意欲が上がることは分かっていたが、今回はサイズやコストを重視したとのことだ。

photophoto 840SC(右)と開いたキー部分を比較してみた(写真=左)。001SCの方が各キーとキーに印字されている文字が大きくなっているのが分かる。各キーが独立したタイプなので、突起していて押しやすい。幅は握りやすい51ミリを実現。キーバックライトはどのボディカラーもホワイトとなっている(写真=右)
photophoto 左側面にmicroSDカードスロットおよび840SCと同様のネジのようなデザインのストラップ穴が配置されている(写真=左)。840SCでは、ストラップ穴が右側面に付いていたのだが、右手で持つ人を意識して左右の位置を変更したとの子と。右側面には、外部接続と充電用の統合端子がある(写真=右)
photophoto 下端部(写真=左)とヒンジ部(写真=右)の側面には特にパーツはない
photophoto 防水対応なので、microSDスロットの端子カバーにはパッキンが付いている(写真=左)。もちろん、外部接続/充電用統合端子カバーも同様だ。外部メモリは最大16GバイトのmicroSDHCに対応。裏面のバッテリーカバーのロックを外すとバッテリーやSIMカードが現れる。バッテリーパックには「SCBAY1(3.7V/780mAh)」を採用(写真=右)。840SCが880mAhだったので少し容量が小さくなった
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