置くだけで充電――パナソニックの「チャージパッド」を使ってみた

» 2011年08月16日 19時07分 公開
[布施繁樹,ITmedia]
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 2010年7月にWPC(Wireless Power Consortium)が策定した無接点充電規格の「Qi(チー)」。まだ新しい規格だが、すでに日立マクセルが「エアボルテージ」を2011年4月に発売し、続いてパナソニックも「チャージパッド」を6月に発売するなど、無接点(非接触)充電システムが相次いで登場している。NTTドコモも「おくだけ充電」(外部リンク)に対応した「AQUOS PHONE f SH-13C」を発売し、対応機種の拡充が期待される。

 新しい物好きな筆者は家電量販店でチャージパッドシリーズを購入してみた。チャージパッドはQiに対応しているので、今後Qiに対応したケータイやデジカメなどが登場してもそのまま置くだけで充電ができる。さらに、チャージパッドではムービングコイル方式を採用し、充電パッド上なら基本的にどこへ置いても充電できるというメリットがある。この2点を重視して同製品を選んだ。

photophoto 「無接点充電パッド QE-TM101-K」。外装箱はiPadとほぼ同じぐらいの大きさ。やや大きく感じるが、持ってみると意外と軽い(写真=左)。一緒に購入した「USB対応モバイル電源パック QE-PL101-K」(左)と「単3・単4形ニッケル水素電池専用充電機能付キャリングケース QE-CV201-K」(右)。キャリングケースには単三サイズのニッケル水素電池が2本付いてくる(写真=右)

 チャージパッドシリーズは充電パッドと充電機器が別々に販売されており、セット販売はされていない。これは今後Qiに対応した充電機器が増えてくることを想定したためだと思われる。購入価格は「無接点充電パッド QE-TM101-K」が4980円、「USB対応モバイル電源パック QE-PL101-K」が3980円、「単3・単4形ニッケル水素電池専用充電機能付キャリングケース QE-CV201-K」が1980円だった。色はホワイトとブラックがあり、今回はブラックを選択した。今後Qi対応の充電パッドが販売された場合、充電機器のみを購入すればよい。

photophoto QE-TM101-Kにはパッド本体を守るためのカバーが同梱されている。充電子機を置いた際にできる擦り傷などを防ぐ役目があるので、ぜひ利用したい。設置は4個所の接着面を貼るだけのシンプルなもの(写真=左)。QE-TM101-Kへの電力供給には付属のACアダプターを利用する。なお、側面にUSBポートなどはなく、純粋に無接点充電のみの用途となっている。その分パッドの重さは260グラム弱で軽い(写真=右)

 注意したいのは、チャージパッドでは1度に充電できるのは1台限りであること。これは、パッド内をコイルが充電位置まで移動するムービングコイル方式を採用していおり、2台以上の充電コイルが設置できないため。ただ、同時に2台受電子機を置いた場合には先に置かれた方を充電し、その先に置いた方の充電が完了すると2台目への充電を行う「充電予約機能」があり、同時充電できない弱点をカバーしている。

photophotophoto QE-PL101-Kの容量は3.7V、2700mAh。スマートフォンなら1回フル充電できる程度の電力をためられる。今回は購入しなかったが、5400mAhという大容量の「QE-PL201」も存在する(写真=左)。2つの受電子機を置くと順番に充電される。ムービングコイル方式を採用し、かなり適当に置いても充電してくれる(写真=中、右)

 無接点(非接触)充電のQiの対応機器は、登場したばかりなのでまだ少ないが、規格さえ合っていれば異なるメーカーの製品も充電できるという汎用性の高さと、置くだけという使い勝手のよさは大きなメリット。やや割高な感もあるが、今後を見据えて導入を検討してみてはいかがだろうか。

製品名 価格 発売元 使い勝手 実用性 コストパフォーマンス
チャージパッド 4980円(QE-TM101-K)、3980円(QE-PL101-K)、1980円(QE-CV201-K) パナソニック ★★★ ★★★★ ★★

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