総務省が9月6日、V-High帯を利用する携帯向けマルチメディア放送(モバキャス)の認定基幹放送事業者(ソフト事業者)の申請受付状況を発表した。
8月3日から9月2日までの間に、ソフト事業者の認定申請を受け付けたところ、申請があったのはmmbi1社のみだった。mmbiが申請したのは、13セグメントを使用する大規模枠。今後、総務省は申請を審査し、電波監理審議会への諮問・答申を経て認定する。mmbiは、放送コンテンツをストリーミング配信する「リアルタイム型放送」と、端末内のコンテンツを保存できる「蓄積型放送」を提供する。番組コンテンツは外部から調達するほか、同社も企画・制作する。マルチメディア放送の開始は2012年4月1日を予定している。
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