最終回 OSアップデートでEVO WiMAXの“弱点”が減ってきたたまねぎIT戦士のEVO体験記(1/2 ページ)

» 2011年10月17日 18時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo ついにEVO WiMAXに一本化。キャリアメールが使えるようになるまで半年待ったわけですが、一本化して1番面倒だったのは新しいメールアドレスを考えることでした

 「すいません、このケータイを解約したいんですけど……」

 先日、ついに1年半使ってきたbiblioに別れを告げ、2台持ちをやめて「HTC EVO WiMAX ISW11HT」に一本化しました。OSがAndroid 2.3にアップデートされ、キャリアメールが使えるようになったこと、そしてbiblioの2年契約が切れるタイミングだったことが大きな理由です。

 こんにちは。最終回のテーマは「ケータイとしてのEVO WiMAX」です。メールや電話などEVO WiMAXは“ケータイ”として使いやすいのか、OSアップデートの前後で何が変わったのか、10月7日に発売した「HTC EVO 3D ISW12HT」はEVO WiMAXとどう違うのか、などについてお話ししようと思います。

さよならbiblio、こんにちはAndroid 2.3

 今思えば、biblioは気難しいケータイだった。Wi-Fiが使えるからという理由で買ったけれど、もともとケータイでインターネットに接続しないからWi-Fiを使うことがあまりないし、左利きだったからケータイが左にスライドする構造にも苦戦した。右手がふさがっているときは、左手だけでケータイをスライドさせるために無理な持ち方をしていたような……。

 そんなbiblioとお別れをして、ついにEVO WiMAXの1台持ちになりました。1年半ほど愛用してきたbiblioを引退に追い込んだのも、EVO WiMAXのアップデートが行われたからですね。まずはアップデートの話から始めます。2011年9月22日に行われたアップデートの内容は次の通り。

  • キャリアメールへの対応
  • Android 2.3へのアップデート
  • au one Marketへの対応
  • auかんたん決済への対応
  • au Wi-Fi SPOTへの対応
  • Cメール送信方法の改善

 まずはAndroid 2.3へのアップデートによる変化について。画面上部の「3G」という文字のフォントが角ばったものに変化し、時計ウィジェットの動きが変わるなど(時刻が変化すると数字部分がめくれる)UIが変化したほか、バッテリー管理機能が強化されてバッテリーの残量の変化が追えるようになりました。

photophoto アップデート前(写真=左)とアップデート後(写真=右)の画面。よく見ると画面上部の「3G」のフォントが変わっている
photophotophoto 「電池の使用状況」画面。OSアップデート前(写真=左)とOSアップデート後(写真=中央)。OSアップデート後では、画面上部を押すとバッテリーの残量の変化が確認できる(写真=右)。Battery Mixの画面と似ている

 ほかにも、ソフトウェアキーボードの機能向上やパフォーマンスの向上したらしいのですが、あまり大きな変化はなかったというのが正直な感想です。もともと起動に時間がかかるようなアプリは使わないので、起動時間が大きく変化するわけでもないし(ただし軽くなったなという実感はある)、ソフトウェアキーボードについては、フリック入力のために「simeji」を使っており、プリインストールされているキーボードを使っていなかったという理由もあります。

photo Googleで「shootme」と検索すると2番目に質問スレッドが出てくる

 また、このアップデートで1つだけ不満な点があります。それは画面キャプチャアプリの「shootme」が使えなくなってしまったことです。この記事のように、レビューを書く際は画面キャプチャが重要なので、アップデート後にshootmeが使えないと分かったときに相当焦ったのを覚えています。「キャプチャが取れないと問題あるの?」と思う人もいると思いますが、EVO WiMAXについてブログに書くときや、ネット上で不具合を相談するときなど画面キャプチャが必要な場面はあるため、困った人は多かったのではないでしょうか。Googleで「shootme」と検索すると、アップデートでshootmeが動かなくなったという相談をしている「価格.com」内の質問スレッドが2番目に出てきます。

photo Android Dalvik Debug Monitorを使ってスクリーンショットを撮る

 結局、キャプチャについては開発者用のデバッグツール「Android Dalvik Debug Monitor」をPCにインストールして使うことにしました。shootmeと比較すると、キャプチャを取るときのタイムラグが少ない(shootmeでは端末を振って1秒ほど経ってからキャプチャされる)というメリットがありますが、PCにスマートフォンを接続していないと使えないことや、インストールするまでがかなり面倒というデメリットがあります。

メールが使いやすくなった

 半年も待ったキャリアメールへの対応についてですが、結論から言うと、新しく提供されたメールアプリの使い勝手は良いです。UIがシンプルで分かりやすく、説明書などを見なくても操作に戸惑うことがありませんでした。動きも軽く、使っていてイライラする場面もなく快適です。

 3G回線だけではなくWi-FiやWiMAXでネットに接続している状況でも、メール機能が使えるというのは、個人的にうれしい機能でした。自宅では家庭内の無線LANに自動的に接続するように設定しているためです。この記事を書くまでは「そんなの当たり前だろ」と思っていたのですが、調べてみるとWi-Fi接続のみではメールが使えないという機種があることを知り、かなり驚きました。

 biblioを使っていたときと異なる機能は、フォルダやフォルダへのメール振り分けの設定です。振り分けの条件にアドレス帳のグループ単位という選択肢がなくなり、ドメインや件名での振り分けができ、アドレス帳に登録していない宛先から送られたメールだけを振り分けるという機能も備えています。フォルダ内には受信/送信メールどちらも振り分けられ、受信/送信メール一覧を切り替えて見られるので、会話の流れを追いやすいというのも好感が持てる機能ですね。

photophotophoto Eメールのメールボックス画面。シンプルで使いやすい(写真=左)。振り分けフォルダは意外に便利な条件を持っている(写真=中央)。こんなにかわいいデコレーションメールのテンプレートもある。たぶん使わない(写真=右)

 Cメールはどうなったのでしょうか? アップデートの内容に、送信方法の改善という項目があるので、メールを送ってから相手にメールが届くまでの時間を計ってみました。

Cメール送信時間の変化(3回平均)
  OSアップデート前 OSアップデート後
メール送信時間 16秒 9秒

 なんと時間が約半分になりました。「9秒と16秒ってそんなに大きな差なの?」と思うかもしれませんが、送信時間が8秒となったことで、チャットのようにして使うにも実用に耐えうる秒数になったと思います。

photophoto au one marketは、当初“Android Marketと変わらないだろ……”と思ったが、日本製のアプリを探したいときは向いているのと、評価の高さやコメントの数など、アプリのソート(並び順)の種類が多く、適当にアプリを探すという場面では有効かもしれない
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