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» 2011年10月17日 18時00分 公開

最終回 OSアップデートでEVO WiMAXの“弱点”が減ってきたたまねぎIT戦士のEVO体験記(2/2 ページ)

[池田憲弘,ITmedia]
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“諸刃の剣”というイメージが薄れている

 biblioを解約して、まず行ったのはアドレス帳データの移行でした。赤外線が付いていないためmicroSDを介してデータを移行したのですが、biblioで設定していたアドレス帳のグループ分けは全滅、さらにEVO WiMAXには「あ行」「か行」といった五十音の行ごとにアドレスが分類されていないので、電話をかけるなどいちいち検索しなければならず、少々不便です。一方で、個人のアドレス帳のデータとFacebookやtwitterアカウントを同期でき、同期するだけでメールアドレスのデータが増えるという面白さもありました。

photo やはりポイントはテザリング。テザリングを使わないのならばEVO WiMAXを買う必要はない、と言っても過言ではない

 アドレス帳の移行を経て、ついにEVO WiMAX1台の生活が始まりましたが、不自由を感じることは今のところありません。もともとケータイのヘビーユーザーではなく、メールと電話とSNS程度で今のところ事足りているからだと思います。「それならEVO WiMAXじゃなくてもいいじゃないか」という話になりますが、テザリング機能が大きな魅力で、MacBook Airを持ち歩くようになってからはテザリング機能の素晴らしさを実感しています。

 1台持ちになってから劇的に変わった、ということはありませんが、EVO WiMAXを日々使っている感想を述べようと思います。まずはEVO WiMAXの“大きさ”について。液晶ディスプレイの大きさが4.3インチとスマートフォンの中ではかなり大きい部類に入りますが、ネットサーフィンや動画の視聴の際に見やすいというメリットがあります。逆に不便だと感じるのは、ポケットに入れたまま座ったときです。

 ポケットに入らないことはなく、立っているときは何の問題もないのですが、イスなどに座るとポケットがきつくなり、太ももに圧迫感を感じることが多いです(特にジーパンなど、きついズボンの場合)。また、圧迫感とともに端末が熱くなるのも問題です。普段、端末の温度は室温程度ですが、ポケットの中に入れたままだと40度近くまで温度が上昇してしまい、ポケット越しでも熱さを感じるので、会社のデスクに座るときにはEVO WiMAXを机の上に置くようにしています。

 バッテリーの持ちについては、2台持ちをやめてから朝のバッテリー残量に注意するようになりました。僕はEVO WiMAXのアラーム機能を使って起きているのですが、ベッドの近くでは充電ができないため、朝起きたときはバッテリーがある程度減っていて(50〜80%程度)、起きてから即充電をします。2台持ちのときは、EVO WiMAXのバッテリーが切れても連絡が取れないといったような深刻な事態にならないので、バッテリーの管理は適当でしたが、一本化した現在では、バッテリーの残量を確認する機会はかなり増えています。

photo 1アクションでWiMAXアンテナを切れるのは便利。バッテリー管理のときも楽でよい

 使わないときはWiMAXアンテナを切る、ということを実践するだけでもバッテリーは持ちます。本当に必要なときや、うっかり充電を忘れた時のためにモバイルブースターを買おうとは思いますが、あまり使う場面はないと思います。

 HTCの独自のUI「HTC Sense」も使いやすく、メールや電話機能を含め、ケータイとしての基本的な部分の性能は満たしています。発売当初は、WiMAXやテザリングなど珍しい機能を持つ反面、EメールやCメールなど未対応の機能が多くて使いづらい“諸刃の剣”というイメージがありました。しかし、アップデートによって使いにくい部分が改善されてきており、マイナスの部分は減ってきています。今はEVO WiMAXに満足していて、これからはカスタマイズでさらに使いやすくしてやろう、と意気込んでいました。……CEATECのKDDIブースに行くまでは。

CEATEC JAPAN 2011でEVO 3Dを触ってきた

 初めてEVO 3Dのリリースを見たときは「3Dカメラがついただけじゃん、EVO WiMAXもまだまだ現役だな」と思ったものですが、CEATEC JAPANのKDDIブースでEVO 3Dの実機に触れて、かなり印象が変わりました。

 「うわ、やべー。かっこいい……」

 と思わず独り言を漏らしてしまったほどUIが良かったです。基本的にはEVO WiMAXと同じなのですが、細かいところで多くの改良が加えられています。EVO WiMAXではアプリケーションの選択画面を開くと、すべてのアプリケーションが羅列されているだけで整理する方法がなく、目的のアプリケーションを開くのに時間がかかることが多かったのですが、EVO 3Dではアプリをタブで管理できるようになり、アプリケーションの起動までの時間が短くなりそうです。

photophoto 「HTC EVO 3D ISW12HT」。羨望のせいか、画面が輝いて見えた(写真=左)。UIは細かい部分が変化している(写真=右)

 また、EVO WiMAXでは苦戦すること必至の画面キャプチャも、アプリをダウンロードすることなく行えるなど、使いやすさは向上しています。KDDIブースでは思わず夢中になって(仕事を忘れて)触っていましたが、そのうちだんだんとEVO 3Dが欲しくなってきました。その気持ちをぐっとこらえて(仕事に戻るため)「EVO 3Dもやるじゃないか」という捨てセリフを吐いて、KDDIブースを離れました。EVO 3Dが魅力的だったとはいえ、WiMAXやテザリングといった基本的な機能は変わってはいませんし、EVO WiMAXはまだまだ現役だと信じています。

 そんな風にEVO WiMAXを使い続ける決意を固めていた矢先のことですが、ついに宿敵(?)のiPhoneがauからも発売されることになりましたね。正直に言うと、どんなものなのか触ってみたいという思いはあるので、auのフィーチャーフォンを使っている妹が買い替えてくれないかと祈っているところです。ですが、もちろん買い替える気はありません。iPhoneブームに乗ってしまっては「負け」なのですから。

 今となっては、スマートフォンを買おうと決めてからEVO WiMAXを買うために2カ月ほど待ったのは正解だったと思っています。これからもさまざまな場面でこのEVO WiMAXにお世話になるだろうし、EVO WiMAXを使いこなせるように修行していくつもりです。

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