―― 壁紙はかなり豪華ですよね。どういう基準で選んだんですか?
鹿島氏 きせかえテーマごとにマッチするよう選んでいます。きせかえテーマは6種類あるんですが、このテーマ1〜6の順番に壁紙も並んでいます。例えば(きせかえテーマの1つ)「ドス黒い悪」に合う壁紙として、敵やボスキャラを入れています。ブラック系やプッチ神父1人というものもあります。「杜王町」のテーマでは、4部と8部の壁紙は両方マッチするようにしています。あとは絵のタッチもいろいろな種類を考えました。ある連載時期に偏らないよう、1巻のタッチやから最新のタッチまで、バランスよく選んでいます。
―― きせかえテーマや壁紙を選んだのは鹿島さん?
鹿島氏 チーム全体とメーカーさんで考えました。
岡野氏 みんな入れたいというものが違うので、争いました(笑)。
許氏 (選ぶ段階では)かなり枚数が多かったんですよ。これでも削ったんですけど。壁紙の数は、スマートフォンの中でもかなり多いですね。
鹿島 ライブ壁紙も5点入っていますし、これで1カ月くらい回せるんじゃないですか。僕らも(試作機で)毎日変えています。
岡野氏 昼と夜で変えたりね。
―― 時間で連動して変わるといいですよね。以前ケータイで搭載していたメーカーもありましたけど。
岡野氏 そういう機能、欲しいですよね。次は入れます(笑)。
鹿島氏 もう(今回のジョジョスマホが)成功する前提でね。
―― docomo Palette UIは当初は対応しておらず、土壇場で使用「可」能になったそうですね。
鹿島氏 決まったのは遅かったですね。(デフォルトの)ホームアプリの開発が終わったころに、入れられるようになったんですよ。ホームで使っていないテーマでやりかったんですが、外装が決まっていたので、徐倫を彷彿とさせるビジュアルを考えました。
―― 最初に入れられなかったのはなぜですか?
岡野氏 Palette UIで4:3の画角に合うものがなく、間に合うかどうかがギリギリまで決まらなかったんです。通常は16:9で作っているので。
―― マチキャラはイギー(※第3部の仲間の1人……というか1匹。犬のスタンド使い)以外には入っていないんですよね。
鹿島氏 ヨーヨーマッ(※第6部の敵キャラ、DアンGのスタンド。2人以上の人間が見ている場合は執事のように従順だが、1対1になると相手に気づかれないよう強力な「ヨダレ」で攻撃してくる)とかも考えたんですが、愛せないよねと(笑)。常に画面に出ているので、愛せるキャラクターであることが大事だし、表情が豊かな方がいい。ハーヴェスト(※第4部の仲間の1人、矢安宮重清、通称“重ちー”の小さなスタンド)も考えました、でも、手足がわしゃわしゃ動くかもしれないけど、アクションとしては、人面犬になるくらい表情があるイギーの方が上かなと。
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