ユーザーが「つながりやすくて通信が速くなった」と“実感”しているキャリアは?スマホOSのシェアもチェック

» 2013年04月19日 11時57分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 MMD研究所が今回調査結果を公開した「携帯キャリアのネットワーク実感調査」は、2013年4月1日〜4日にかけて実施したもので、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクモバイルのユーザーが使っているスマートフォンのつながりやすさと通信速度に対する印象や、半年前と比べてどのように変化したかの感想を、アンケートの回答結果から比較している。

 調査したユーザー数は、ドコモ、au、ソフトバンクユーザーそれぞれ400人で、インターネットで公開した質問に対して5段階評価で回答している。なお、つながりやすさと通信速度の調査結果については、高速通信対応(4G/LTE)ユーザーだけが対象で、その数はドコモが218件、auが123件、ソフトバンクが152件となっている。

 また、調査したユーザーの構成は男性が50.7パーセントで女性が49.3パーセント、年齢構成もほぼ均等だが、エリア構成は、関東が41.6パーセントとほかのエリアと比べて多い。

今回の調査におけるユーザーの属性構成

 つながりやすさの実感度と通信速度の実感度の回答で最も満足度が高かったのはソフトバンクで、つながりやすいと答えたのが44.7パーセント、速いと答えたのが44.1パーセントだった。また、半年前と比較してつながりやすくなって通信速度が速くなったと答えたユーザーが最も多かったのもソフトバンクという結果になっている。

 また、使っているスマートフォンデバイスに対して「満足」「やや満足」の比較でも、最も多いのはソフトバンクで、それぞれ23.5パーセントと47.8パーセントとなった。一方、携帯キャリアの満足度に対する質問で「満足」「やや満足」と答えたユーザーが最も多かったのはauで、それぞれ8.3パーセントと41パーセントだった。

つながりやすさと通信速度に対する実感調査(写真=左)と半年前と比較した変化に対する実感調査(写真=右)の結果

利用しているスマートフォン端末の満足度(写真=左)と、利用しているキャリアの満足度(写真=右)に対する調査結果

 今回の調査では、ユーザーが使っているスマートフォンに導入しているモバイルOSの種類も質問している。ドコモユーザーでは、97.5パーセントがAndroidでそのほかのOSが2.5パーセント、auでは、iOSが44パーセントで、Androidが55パーセント、ソフトバンクでは、iOSが82パーセントでAndroidが17パーセントとなった。また、4G/LTEを利用しているユーザーの割合は、ドコモで54.5パーセントと最も多く、auでは30.8パーセント(ほかにWiMAXが25パーセント)、ソフトバンクでは38パーセントにとどまった。

利用しているモバイルOSのシェア(写真=左)と4G/LTEに対応するユーザーの割合(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  6. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
  10. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年