ブランド総合研究所は12月5日、「高速道路におけるスマートフォン接続状況調査」の結果を発表した。
この調査は、高速道路の上り・下り計240カ所サービスエリア、上りまたは下りのパーキングエリア計285カ所の合計525カ所で計測したもの。期間は11月15日から18日までの4日間で、調査時間は9時〜18時。調査に使用したのはドコモ/KDDI(au)/ソフトバンクモバイル各社のiPhone 5cで、計測には「RBB Today Speed Test」アプリを使用した。
これによると通信速度が最も速かったのは埼玉県で、キャリア3社の平均は25.74Mbps。2位は奈良県の25.41Mbps、3位は大阪府の24.20Mbpsで、最も遅いのは鳥取県の5.43Mbpsだった。
一方、キャリア別では525施設のうち503カ所(95.8%)でLTE接続ができたauがトップで、ドコモは374カ所(71.2%)、ソフトバンクは334カ所(63.6%)という結果だった。525カ所の平均速度は、auが21.4Mbps、ドコモは15.1Mbps、ソフトバンクは12.7Mbpsとなり、キャリア別の繋がりやすさではauが最も高い評価となった。
また都道府県別にドコモ/au/ソフトバンクの通信速度を比較すると、47都道府県中31都道府県でauが最も速く、ソフトバンクは計8府県、ドコモは8県。この速度差は、auでは95.8%、ドコモは71.2%、ソフトバンクは63.6%というLTEの捕捉率による影響が大きいという。
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