Androidで快適に文字を入力するには?―――日本語入力アプリやマッシュルームアプリを活用しよう今日から始めるAndroid(3/4 ページ)

» 2014年04月21日 11時00分 公開
[今西絢美,ITmedia]

人気日本語入力アプリの定番「ATOK」

 ジャストシステムが配信する「ATOK」は、累計販売本数1500万本を突破した日本語入力アプリ。正規版のATOKは1543円(税込)で配信されているが、「ATOK お試し版」は15日間無料で利用できる。有料版と機能は変わらないので、まずは無料版で使い勝手を確認してみよう。

photo 文節をきちんと認識するので、長文を効率良く変換できる

 スマホやタブレット、PCでもATOKを使うユーザーなら「ATOK Passport版」を使うのもいいだろう。Android、Windows、MacでATOKが利用できるサービスで、複数の環境で登録した単語などを共有できる。月額286円(税別、以下同)のベーシックコースと、月額476円のプレミアムコースが用意されており、プレミアムコースではクラウド上の辞書を活用したり、入力中の日本語を8カ国語に翻訳できたりと、フル機能を利用できる。いずれのコースでも、ATOKと比較して10倍以上の単語を変換できる「クラウド推測変換」機能を搭載するなど、より高機能な日本語入力アプリを求めるユーザーにおすすめだ。

 ATOKがすばらしいのは、「AI変換」が充実している点だ。入力した文字列を品詞ごとに分解し、各文節に適切な変換候補を選べる。また、「きょう」と入力すると、その日の日付が変換候補に表示されるなどの細やかな配慮も施されている。

 ATOKの入力方式は、ケータイ入力やフリック入力だけでなく、「フラワータッチ」と呼ばれるジェスチャー入力にも対応している。キーボードに指を置くと、濁音の入力も画面から指を離すことなくワンストロークで入力できる方法だ。慣れるのに若干の時間を要するが、スマホならではの面白い入力方式だといえる。また、「2タッチ入力」と呼ばれる、1タッチ目で入力したい文字が含まれる行を選び、2タッチ目で目的の文字を入力する入力方式も使える。


photophoto フラワータッチは、ワンストロークで文字を入力できるのが魅力。濁音なども同様の方法で入力できる(写真=左)。2タッチ入力はポケベル世代には懐かしい入力方法だ(写真=右)

 ほかにも、「ATOK拡張辞書」を使うことで、顔文字辞書や和英辞書、ことわざ辞書など、さまざまな辞書を使った変換にも対応する。これらの辞書はGoogle Playで無料配信されているので、必要に応じて活用するといい。

photophoto 「あA1」を長押しし、「ATOK設定」→「ATOKクラウドサービス」→「ATOK拡張辞書」の順に選択。最大2個の拡張辞書を設定できる(写真=左)。Google Playではさまざまな専用辞書アプリがそろう。「アニメ辞書」や「ことわざ辞書」など個性的なものもある(写真=右)

 マッシュルームにも対応し、PC用のATOKと単語を共有できる「ATOK Sync アドバンス」も利用できる。利用にはあらかじめジャストシステムのオンラインストレージサービス「インターネットディスク」への入会、登録が必要だ。無料で使える期限は12カ月で、対応の有無はATOKのバージョンにより異なる。対応製品は公式ホームページで確認してほしい。

 キーボードのサイズやデザインの変更、定型文の呼び出しなどにも対応する。

photophoto ATOKメニューから、高さの調整やフローティングキーボードを利用可能(写真=左)。フローティングキーボードでは、キーボードを自由に拡大・縮小できる(写真=右)
photophoto 「ATOK設定」→「画面・表示」→「テーマ」で、キーボードのデザインを自由にカスタマイズできる(写真=左)。キーボードの左下のキーボードアイコンを長押しして「定型文」をタップすると、さまざまな定型文を引用できて便利(写真=右)
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