面白ソーシャルマッチングサービス5選R25スマホ情報局

» 2014年08月04日 15時00分 公開
[R25スマホ情報局]
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 肉好きの男女が焼き肉を食べにいく「肉会」や、ゴルフ好きをマッチングさせる「ゴルフ部」など、いわゆる“出会い系”とは異なる、新しいコンセプトのソーシャルマッチングサービスが最近話題になっている。

photo 観光体験に特化したソーシャルマッチングサービス「TRIP」。提供されているものは、ダイビング、カヤック、ラフティングといったアウトドアアクティビティから、陶芸やお寺での“みそぎ修行”など様々だ

 「ソーシャルマッチングサービスは、2012年ごろから海外で成功事例が出始め、日本でも、食、旅行、アクティビティなど、カテゴリー分けができるくらいに充実してきました」

 そう教えてくれたのは、ソーシャルメディアに関するコンサルティングなどを行うループス・コミュニケーションズの関根健介さん。では、いま注目すべきサービスは?

「食」…“寿司”でつながる

 「食をテーマにしたサービスで個人的に注目しているのが、2014年3月にスタートした『寿司会』です。システムは『肉会』と似ていて、友人とペアを組み、任意の相手とお寿司を食べにいくというものですが、サービスが始まったばかりで登録者からのレスポンスも早く、マッチングが実現しやすいというメリットがあります」(関根さん)

「時間」…空き時間を売り買い!?

 コーヒーを飲む時間を利用して人と交流できると話題の「コーヒーミーティング」を運営するレレレは、2014年7月に「TimeTicket」という新サービスをスタートさせている。

 「個人の空き時間を30分単位で売買できるサービスです。こうしたサービスは、プログラミングやアプリ開発など、専門的なニーズに応えるものが多かったのですが、『TimeTicket』は『一緒に代々木公園を散歩します』とか『キャッチボールしませんか?』など、より気軽に、パーソナルなつながり方を提案しているホストが多い印象を受けますね」

「旅行」…空き部屋をホテルとして提供

 旅行をテーマにしたサービスでは、世界最大の空き部屋シェアサービス「Airbnb」が注目だという。

 「2008年にアメリカで生まれた『Airbnb』は、旅行者と空き部屋を貸したい家主をマッチングさせるサービスで、世界190カ国、3万4000都市の空き部屋が登録されています。旅行者は宿泊費を安く抑えられますし、現地の人との交流や、地域の文化を味わえるところが魅力です。最近では『TSUTAYA』を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブとコラボレーションしてパッケージ旅行を提供するなど、日本でもかなり浸透してきました」

「体験」…知られざるアクティビティに挑戦!

 スポーツや文化交流などの“体験”に特化したサービスも。

 「2014年4月にスタートした『TRIP』は、旅行会社のパッケージツアーやガイドブックでは見つけられなかったような、地域の“観光体験”に出合えるサービスです。高知でのラフティング、富山の名物料理作りなど、地域の特性を生かした観光体験を提供したい個人や自治体が少ない初期投資で商品化でき、体験する側も低料金でそれを楽しめるところが人気を呼んでいます。地域貢献の新しい形としても注目されていますね」

「移動」…ヒッチハイクのマッチング!?

 移動をサポートするサービスも登場しているそうだ。

 「『Lyft』は、アメリカで始まったばかりの助手席共有サービスです。簡単にいえばヒッチハイクのサポートで、助手席が空いている運転手と、移動をしたい人をマッチングさせるもの。日本でもすでに活用している人がいますよ」

 こうしたソーシャルマッチングサービスの盛り上がりについて、関根さんは「ソーシャルメディアを介した出会いに抵抗がなく、新しい体験や有意義な時間を過ごすことに意識的になっている人が増えている」ことが背景にあると話す。

 「新しいサービスは、感度の高い人から使い始める傾向がありますから、好奇心旺盛な人との交流も期待できるかもしれませんね」と関根さん。ソーシャルマッチングサービスに積極的に参加すれば、新しいビジネスのヒントも生まれるかも?

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