何が進化した? Samsungが「GALAXY Note 4」と曲面ディスプレイの「GALAXY Note Edge」をお披露目IFA 2014(2/2 ページ)

» 2014年09月04日 21時00分 公開
[山根康宏,ITmedia]
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3G機能を内蔵、Tizen OSで動作する「Gear S」

 これまでに多数の腕時計型ウェアラブルデバイスを販売しているSamsung。Gear Sは同社のGALAXYスマートフォンと連携できるだけではなく、単体で3G通信を行うことができる。例えばフィットネスクラブで運動する際はスマートフォンをロッカーのカバンの中に入れておけばいいだろう。Gear Sだけを腕にはめておけばメールやソーシャルサービスの通知を受けることもできるわけだ。

 腕時計型の端末としては大きい2型ディスプレイを搭載。曲面仕上げのため腕にフィットしやすい形状に仕上がっている。操作はホームスクリーンから左右または上下にスワイプするだけとシンプル。

photophoto 2型のカーブディスプレイを採用(写真=左)。ホームスクリーンから指先スワイプで操作(写真=右)

 スマートフォンとBluetooth接続して利用できるほか、単体でも3G通信が可能なので各アプリもスマートフォンレスで利用できる。

 フィットネス管理アプリ「Sヘルス」はスマートフォン側にアプリをインストールして利用する。だがGear Sは、単体で利用するときはスマートフォンとの連携は不要で、Gear SにインストールされたSヘルスアプリを利用できる。

photophoto 3G接続が可能。ソーシャルとの連携もできる(写真=左)。Sヘルスはスマートフォンなしでも利用できる(写真=右)

ヘッドマウントディスプレイはGALAXY Note 4と連携

 Samsung初のヘッドマウントディスプレイは、GALAXY Note 4をそのまま利用するアイディア製品である。電源も不要なので手軽に利用が可能だ。3D表示は専用コンテンツを利用するが、ゲームや教育コンテンツの配信業者から様々なものが提供される予定だ。サイズはやや大きめながらもデザインは悪くない。家庭や学校での利用が考えられているとのこと。本体にはGALAXY Note 4を装着、電源はNote 4から供給される。

photophoto ヘッドマウントディスプレイのGear VR(写真=左)。GALAXY Note 4を装着するだけで利用できる(写真=右)

最新機種を実際にチェック

 タッチアンドトライコーナーには新製品の実機が展示されていた。

 現行モデルのGALAXY Note 3とほぼ同じデザイン、同じサイズのGALAXY Note 4。ホームボタンが大きくなった以外、見た目はほとんど変わらない。

 革調の表面仕上げの背面カバーは、より本物の革に近づいた感じがする。手から滑り落ちにくくなっている。

photophoto GALAXY Note 3をそのまま進化させたGALAXY Note 4(写真=左)。より落ち着いた仕上げの背面(写真=右)

 右側面のエッジ・ディスプレイは遠くから見てもすぐに分かるほど独特なデザイン。この部分は独立してタッチ操作が可能だ。本体の上から見るとディスプレイはきれいに曲がっている。本体側の表示も若干エッジ・ディスプレイ側にも表示されている。

photophoto 曲面ディスプレイが目を引くGALAXY Note Edge(写真=左)。特徴的な曲面ディスプレイ(写真=右)

 腕時計型デバイスは画面が小型でタッチ操作に難点のあるものもあるが、Gear Sは画面サイズが2型と大きく、曲面なので操作しやすい。内側には心拍を測定するセンサーと、microSIMカードのスロットを備える。

photophoto 大画面&曲面ディスプレイで操作しやすいGear S(写真=左)。SIMカードの利用が可能(写真=右)

 Gear VRは本体前面側にGALAXY Note 4を装着するだけで利用できる。電源もNote4から供給されるため余計なケーブルなども不要だ。本体の右側にはタッチパネルがあり、指先での操作が可能だ。

photophoto GALAXY Note 4を装着して使うGear VR(写真=左)。タッチセンサーで操作が可能(写真=右)
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