買うならどれ? 価格別に見るAndroid Wear端末まとめ数字で見るウェアラブル

» 2014年11月18日 12時30分 公開
[鈴木麻里子,ITmedia]

 今年の夏頃から、Googleのウェアラブル端末向けプラットフォーム「Android Wear」を搭載したデバイスが続々と登場している。2015年春頃にはAppleの腕時計型ウェアラブル端末「Apple Watch」も発売予定で、どれを買えばよいのか悩む人も多いはず。各端末の価格や本体サイズなどのスペックを一覧表でまとめたので、購入する際の参考にしてほしい。なお、「Moto 360」のみ国内発売が未定となっており、「SmartWatch 3」の国内販売は11月下旬以降となっている。

 旧モデルから近日発売予定のものも含め、取り上げたAndroid Wear端末は6機種。いずれもストレージは4Gバイト、メインメモリは512Mバイトで、スマホの対応OSはAndroid 4.3以降、接続はBluetooth 4.0、バンドが交換可能という点は共通している。プロセッサは、Moto 360がTexas Instrumentsの「OMAP 3」を搭載する以外は、全てQualcomm Snapdragon 400(1.2GHz)だ。

 そこで、端末間で違いの出る価格、サイズ、重量、ディスプレイ解像度、バッテリー容量、センサー、防水/防塵(じん)性能についてまとめてみた。

photo 左から「LG G Watch」「Moto 360」「Samsung Gear Live」
photo 左から「SmartWatch 3」「ZenWatch」「LG G Watch R」
Android Wear端末の主な仕様
製品名 価格(税別) メーカー 本体サイズ
(幅×高さ×奥行き)
重量 画面サイズ
(解像度)
バッテリー容量 センサー 防水・防じん
Samsung Gear Live 2万2000円
(Playストア)
サムスン電子 37.9×56.4×8.9ミリ 約59グラム 1.63型Super AMOLED
(320×320、278 ppi)
300 mAh 加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、心拍センサー IP67
LG G Watch 2万2900円
(Playストア)
LGエレクトロニクス・ジャパン 37.9×46.5×9.95ミリ 約63グラム 1.65型LCD
(280×280)
400mAh 加速度計、コンパス、ジャイロスコープ IP67
Moto 360
(国内発売は未定)
革バンドモデル249.99ドル
ステンレスバンド299.99ドル
メタルバンドモデル329.99ドル
(直販サイト)
Motorola 直径46×奥行き11.5ミリ 49グラム(革製バンドの場合) 1.56型
(320×290、205ppi)
320mAh 加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、心拍センサー IP67
SmartWatch 3
(国内は11月下旬発売予定)
約2万5000円 ソニーモバイルコミュニケーションズ 36×51×10ミリ コア約38グラム
バンドブラック約38グラム
ライム約36グラム
1.6型半透過型
(320×320)
420mAh 加速度計、ジャイロセンサー、磁気センサー、GPS、光センサー IP68
ZenWatch
(11月下旬以降発売)
2万9800円 ASUS 39.8×50.6×7.9〜9.4ミリ 本体約50グラム、リストバンド約25グラム 1.63型2.5D曲面有機EL AMOLED
(320×320、278ppi)
369mAh 加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、心拍センサー IP55
LG G Watch R 3万3900円
(Playストア)
LGエレクトロニクス・ジャパン 46.4×53.6×9.7ミリ
(ベゼルリング含むと11.1ミリ)
62グラム 約1.3型P-OLED
(320×320)
410 mAh 加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、心拍センサー、気圧センサー IP67

税込み3万円台前半が平均

 価格は税込みで3万円台前半となる価格帯がスタンダードなようだ。その中で、サムスン電子の「Samsung Gear Live」が2万2000円(税別、以下同)と最も安い。発売が2014年7月とやや古くはなっているが、重量、搭載されているセンサーや防水/防塵、バッテリーの持ち時間といった性能面ではまだ見劣りはしない。お手頃な値段でデバイスを試してみたいという人におすすめだ。

 最高値は「LG G Watch R」の3万3900円。Motorola製のMoto 360は、現在米国の直販サイトやGoogle Playストアで245ドルから販売されている。日本での正式発売はないが、並行輸入品が4万円程度で販売されているストアもある。保証の有無などを考えると、やや冒険的な価格か。

 いずれにしても、まだまだ気軽に試せる価格とは言いにくいため、購入者は新しいモノ好きのアーリーアダプター層が主要だと言える。とはいえ、今後価格が下がるかというと、むしろ逆のような気もする。高性能化するスマートフォンの価格が高騰化しているように、スマートウォッチも高性能化と高騰化が進むかもしれない。

バッテリーの持ちに課題 1〜2日が限界

 メインメモリやストレージはどこも横並びだが、使用感を大きく左右する指標の1つにバッテリー持ちがある。バッテリー容量が300mAhともっとも少ないSamsung Gear Liveの場合、心拍センサーが搭載されているものの常時作動はしない。ほぼ通知のみで使用すると、約2日程度は利用できる。420mAhともっとも多い「SmartWatch 3」でも、連続駆動時間は2日間と案内されている。320mAhのMoto 360に至っては約1日の駆動だ。一概に、容量が多ければそれだけ長く駆動するとは言えなさそうだ。

内蔵センサー数に多少違いも

 内蔵されているセンサーは、加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、心拍数センサーが中心。ほかと違ったセンサーとしては、SmartWatch 3のGPSと光センサー、LG G Watch Rの気圧計が挙げられる。なお、LG G WatchとSmartWatch 3に心拍センサーは搭載されていない。

 腕に付けた端末で心拍数を計るのは、Android Wear端末に限らず、ウェアラブル全体のトレンドでもある。心拍センサーにこだわる場合は、常時測定できるのか、または効果的な利用方法がアプリなどで提案されているかがチェックポイントになるだろう。

防水性能はほぼ横並び

 防水性能はほとんどの端末がIP67相当の性能を備える。IP67とは、粉塵が内部に侵入しない「耐塵型」で、かつ規定の圧力、時間で水中に浸漬(せき)しても有害な影響を受けない「防浸型」であることを意味する。つまり、ちょっと水につけるくらいなら問題ないレベルであり、日常生活にはまったく支障がない。

 その中でソニーモバイルのSmartWatch 3は水没も可能なIP68で、これは水中で連続的に使用できるレベルを意味する。一方ASUSのZenWatchはIP55。防塵型で水がかかっても安心な耐水性能はあるが、水中はNGとなっている。水泳時でも使いたいならSmartWatch 3が安心かもしれない。

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