テレビや雑誌をこまめにチェックしたり図書館に足を運んだりしなくても、気軽に調べものができるインターネット検索。しかし、いざ検索してみても目当ての情報がひっかからないなど、探しているものにたどり着くのは意外と難しいことも…。そこで、ネット検索のコツについてイーンスパイア株式会社代表のITコンサルタント・横田秀珠さんに聞いてみた。
「検索エンジンを使いこなすには、様々なテクニックがあります。たとえばよく知られているものでは、『NOT検索』。新作映画を見たいけど、ホラー映画は苦手…といった場合は『新作映画-(マイナス)ホラー』(「-」は半角マイナス記号)と検索窓に打ち込めば、ホラーを除いた新作映画情報を調べることができます」
また、検索コマンドを活用する手法も。
「intitle:」は検索ワードの前に付けることによって、検索ワードがページタイトルに含まれる結果を表示してくれる。「intitle:(アイドルの名前、ブログ名)」など、探しているサイトのタイトルが分かっている場合に適合率が上がりそうだ。また、「cache:」はURLの前につけると、そのURLのキャッシュを表示してくれる。サイトがすでにダウンしている時などに重宝しそう。
でも、スマホで検索したい場合に細かいコマンドをいちいち打ち込んで検索するのはちょっと面倒かも?
「スマホでもパソコンと同じようにコマンドを打ち込んで検索することはできますが、せっかくならばスマホ特有の検索テクニック“音声検索”を使いこなすのがオススメです」
Googleのアプリを使った音声検索としては、次のようなものがあるそう。
「渋谷から六本木」など、現在地と目的地で音声検索することで、検索結果にGoogleマップで経路が表示される。
通貨のドルや長さのインチ、重さのポンド、距離のマイルや速度のノットといった単位を別の単位に変換できる。たとえば「100ドル」と音声で話すだけで、100ドルが日本円にするといくらか表示される。同様に「5インチ」「20ポンド」「3マイル」「5ノット」などにも対応。
野球やサッカーのチーム名を音声で話しかけるだけで、最新の試合結果を検索結果で見ることができる。
「1200 × 1.08(センニヒャク カケル イッテンゼロハチ」のように音声で話しかけるだけで、検索結果に消費税分を計算した金額が表示。また「9800÷4(キュウセンハッピャク ワル ヨン)」のように音声検索することで、9800円を4人で割り勘する計算も。
「ヤマト お問い合わせ番号」と話しかけることで、荷物の場所を検索。
音楽の曲名を話すと、YouTubeの動画が一番上に大きく表示。
「さらに、“位置情報”と“音声検索”を組み合わせることで、今すぐ行きたいお店を簡単に検索で見つけることができます。Google検索アプリで、『ラーメン』と音声検索すると、位置情報に基づき現在地近くのラーメン屋さんが地図と共に表示されますよ」
このほか、検索アプリ「InfoScouter」(android対応)や「Yomiwa」(iOS対応)などを使えば、撮った写真に書かれている文字をスキャンして「カメラ画像検索」することも出来るそう。コマンドを打ち込む高度検索に加えてスマホでできる様々な検索を使いこなせば、見つからない検索結果はない!?
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