クロス・マーケティングは、12月4日に「Wi-Fiルーターのデータ通信速度比較調査」の結果を発表した。
本調査は、全国の主要観光地やレジャー・ショッピング施設、注目のイルミネーションスポットなど22カ所で実施。利用したWi-FiルーターはNTTドコモ「Wi-Fi STATION HW-01F」、ソフトバンク「Pocket WiFi 303ZT」、WiMAX「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」、ワイモバイル「Pocket WiFi 305ZT」で、PCはデル「Precision M6800」を使用している。調査期間は11月6日〜11月14日。
これによると、下り速度(平均)ではWiMAXがUSB接続、Wi-Fi接続共に21カ所で最速値を記録。次いでUSB接続でワイモバイルが1カ所、Wi-Fi接続でソフトバンクが1カ所で最速値となっている。上り速度(平均)でもWiMAXがUSB接続で9カ所、Wi-Fi接続で11か所と最速値の最多スポット数を獲得。またNTTドコモはUSB接続で7カ所、Wi-Fi接続では4カ所となったほか、他社と比べ圧倒的な速度を記録した地点も見られた。
USB接続時における最速値はWiMAXの下り70.9Mbps、ワイモバイルの上り21.6Mbps。
以下、リリースの本文です。
Wi-Fiルーター実速調査
調査結果のトピックス
【下り速度】
下り速度(平均)では、WiMAXがUSB接続で21ヶ所・Wi-Fi接続で21ヶ所で最速値をマークし、最多スポット数を獲得。幅広いエリアで通信環境の整備が着実に行われていることが窺える。次いで、USB接続ではYモバイル(1ヶ所)、Wi-Fi接続ではSoftBank(1ヶ所)がそれぞれ最速値をマークした。docomoは、YモバイルやSoftBankより速い地点もあったものの、10Mbps以下を記録したスポットも多く見られた <図1>
【上り速度】
上り速度(平均)でも、WiMAXがUSB接続で9ヶ所・Wi-Fi接続で11ヶ所と最速値をマークし、最多スポットを獲得。次いで、 USB接続でdocomo(7ヶ所)、Yモバイル(4ヶ所)、Softbank(2ヶ所)・Wi-Fi接続でdocomo(4ヶ所)、Yモバイル(4ヶ所)、Softbank(3ヶ所)がそれぞれ獲得。docomoは「札幌ホワイトイルミネーション(札幌市)」や「OSAKA光のルネサンス(大阪市)」などで同地点の他社の速度よりも圧倒的な速度を記録した地点が見られた。YモバイルとSoftBankでは20Mbps前後を記録した地点があったものの、地域によって速さのバラつきが他社よりも多い結果に <図2>
実測スポット中、最速値がもっとも多かったのは下り21ヶ所、上り9ヶ所でWiMAX。全スポットにおける最速値は下り70.9Mbps( WiMAX)、上りでは21.6Mbps(Yモバイル)※USB接続時
調査概要
調査手法
調査員によるフィールド実測調査
調査場所
全国の人気おでかけスポット、イルミネーションスポット22箇所
調査対象
docomo:「Wi-Fi STATION HW-01F」、SoftBank:「Pocket WiFi 303ZT」、WiMAX:「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」 、Yモバイル:「Pocket WiFi 305ZT」
※PCはDELL「PRECISION M6800」を使用
調査内容
株式会社カカクコムの提供する回線速度測定サイト「スピードテスト・回線速度診断」を使い、各機種の設定を同一にし、USB接続・Wi-Fi接続でそれぞれ各地点3回ずつ計測を実施し、平均値を実測値とした。
調査期間
2014年11月6日(木)〜11月14日(金)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.