台湾HTCは3月1日(現地時間)、2日から開催のMobile World Congress(MWC) 2015に先駆けて、フラッグシップAndroid端末の新モデル「HTC One M9」を発表した。北米、アジア太平洋地域などで3月中旬に発売する。価格はまだ発表されていない。
2014年3月に発表した「HTC One(M8)」の後継モデルに当たる。先代のアルミユニボディを踏襲し、デザインはあまり変わらないが、シルバーモデルは側面にゴールドの帯が施された2トーンになっている。また、電源ボタンが側面に移動した。
スペックの大きな変更点としては、メインカメラで採用してきた「UltraPixel」(少ない画素数でも画素を大きくすることで感度を上げるHTCの独自技術)をやめて2000万画素にし、UltraPixelはインカメラで採用した。インカメラは400万画素だがUltraPixelは暗所での撮影に強いので、室内でのセルフィー(自分撮り)に向きそうだ。
Oneシリーズの特徴である端末前面のステレオスピーカー「BoomSound」はDolby Audio Surround 5.1をサポートした。
HTC独自のユーザーインタフェース「Sense」はバージョン7.0になり、写真編集機能や画像検索機能が強化された。また、位置情報に基いて関連性の高いアプリを優先的に表示したり、お気に入りの写真から自動的にテーマを変更する機能も追加された。
M8で好評だったDot Viewケースもアップデートされ、デザインをカスタマイズしたりゲームで遊べるようになった。
| 機種名 | HTC One M9 |
|---|---|
| OS | Android 5.0 Lollipop + HTC Sense 7.0 |
| ディスプレイ | 5型Super LCD3(1080×1920、441ppi) |
| CPU | Qualcomm Snapdragon 810(2GHz 8コア) |
| RAM | 3Gバイト |
| ストレージ | 32Gバイト |
| 外部メモリ | microSD(最大128Gバイト) |
| メインカメラ | 2000万画素 |
| インカメラ | 400万画素(UltraPixel) |
| サイズ | 144.6×69.7×9.61ミリ |
| 重さ | 157グラム |
| バッテリー容量 | 2840mAh |
| ネットワーク | LTE対応 |
| 本体カラー | ガンメタルグレイ、シルバー(ゴールドとの2トーン)、ゴールド、ピンク |
同社はまた、初のフィットネストラッキング端末「HTC Grip」とバーチャルリアリティ(VR)HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の「HTC Vive」も発表した。
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