レビュー
» 2015年08月18日 12時50分 公開

格安SIM徹底レビュー:“iOS 8非対応”は痛いがサービスは充実、9月から「ドコモ」プランも――「mineo」(2015年7〜8月) (3/3)

[小林誠,ITmedia]
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サポート体制:電話、メールフォームで365日受付の体制

 mineoへの問い合わせ先には「mineoサポートダイヤル」があり、365日毎日9時〜21時まで受け付けている。電話番号は0120-977-384(固定、携帯、PHS)、050-7102-8890(LaLa Call、他社IP電話)。これらの電話番号は「緊急停止」の場合のみ24時間対応しているため、下記の表では0.5点としている。

 問い合わせフォームのほか、チャット、Twitter「@mineosupport」のアカウントでサポートを実施。さらにファンサイトの「マイネ王」でもQ&Aコーナーを用意しており自由に質問を投稿できる。

 端末の修理、交換受付は上記のサポートダイヤルで行っており、訪問or店頭サポートとしては、前述のアンテナショップで今冬行われる予定。

 さらに有料のサービスだが「端末安心サポート」(月399円/税込)がある。このサービスでは自宅まで端末の預かり、代替機の貸し出しを行うものの、自宅で使い方を教えるといったサポートではないため、「訪問or店頭サポート」の評価は0.5点とした。

サポート体制

評価:9/10

会員専用Webページを用意:1

よくある質問の掲載:1

SIMの設定方法の掲載:1

専用問い合わせフォーム:1

電話窓口:1

電話24時間対応:0.5

電話365日対応:1

チャットでサポート:1

端末の修理・交換受付:1

訪問or店頭サポート:0.5


実効速度と使い勝手:新宿〜新橋で17〜23Mbpsと好調 アキバのお昼時は0.5Mbps台

 MVNOは、MNOであるNTTドコモやKDDIの回線を借り受けて通信サービスを提供しているが、その通信品質は各社でばらつきがある。KDDIのLTE回線を使うmineoの通信速度は、理論値で高速通信時に下り最大150Mbps、上り最大25Mbps、低速通信時に上下最大200kbpsとなっている。

 では実効速度はどれほどか。都内で通信速度を測ってみた。テストに使ったのはmineoの1Gバイト/月コース。スマートフォンはURBANO L03だ。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用した。高速通信と低速通信の上り/下り速度をそれぞれ5回計測し、平均値を出した。計測場所、時間は以下のように設定している。

photophoto 高速通信(写真=左)と低速通信(写真=中)をそれぞれ測定した

計測場所と時間

  • 計測日時:2015年7月21日(火)、赤坂のアイティメディアオフィスのみ8月6日(木)測定
  • 計測場所:新宿駅西口地下1階改札前(10時25分)、東京タワー下(11時18分)、新橋SL広場(11時53分)、JR秋葉原駅改札前(12時26分)、赤坂のアイティメディアオフィス(18時10分)

 7月21日のテストは前回のDMM mobileと同じ日に測定しており、3連休明けの晴れの平日、子どもたちが夏休みに入ったタイミングでの測定となった。もともと利用者の多い新宿駅だが、旅行者の姿が目立ち、午前中とはいえ人出は多い。その中で下り22Mbpsという高い数値が出た。上りも14Mbpsだ。

 東京タワー周辺は夏の暑さで人は少なく、ネットワークも混雑していなかったようで、今回最速の下り23Mbps。ただし上りの速度が5Mbpsまでに落ちた。

 新橋駅前は、測定開始があと7分で正午ジャストというタイミングだったが、暑すぎたこと、そしてSL広場が祭りの準備であまり待ち合わせに利用できなかったのか、人出はそれほどでもなく下り17Mbpsと依然好調だ。しかし上りの通信速度はさらに落ち4Mbpsだった。

 秋葉原駅はランチタイムまっただ中で、DMM mobileのときと同じく通信速度が一気に落ちた。下りは0.554Mbps、上りも1.374Mbpsで最も遅い。

 東京都内・赤坂にあるアイティメディアのオフィスでは18時台に計測。周辺の企業は帰宅時間帯だ。秋葉原と同じくネットワークが混雑しやすい時間帯のためか、通信速度は遅め。平均で下り1Mbps以上、上りは4Mbps以上をなんとかキープした。

 なお低速通信については、秋葉原駅のみで計測したが、下り平均が0.084Mbpsと、昼食時ということもあって、0.1Mbpsにすら達さなかった。上りは0.396Mbpsと、これまた遅い。

 ランチタイムなどの混雑時は高速通信、低速通信ともに苦戦した。昼どきや夕方はテキストベースのブラウザ、SNS、メールといった使い方にとどめ、ネットワークが混雑していない時間帯に動画を視聴するといった工夫が快適に使うコツだ。

mineoシングルタイプの実効速度(高速通信/単位はMbps)
新宿 東京タワー 新橋 秋葉原 赤坂
1回目(下り/上り) 23.48/12.28 26.22/6.03 24.77/2.98 0.49/0.62 1.70/4.31
2回目(下り/上り) 23.60/15.22 16.97/4.97 23.52/4.79 0.51/1.68 0.84/4.37
3回目(下り/上り) 22.73/15.30 25.77/5.12 22.23/4.86 0.58/1.80 1.54/4.61
4回目(下り/上り) 21.63/15.55 24.86/5.75 22.73/4.70 0.51/1.63 1.95/4.70
5回目(下り/上り) 22.05/15.69 21.23/6.06 16.56/3.44 0.68/1.14 1.80/4.92
平均速度(下り/上り) 22.698/14.808 23.01/5.586 17.416/4.154 0.554/1.374 1.566/4.582

実効速度

評価:6/10

下り平均速度(高速):13.0488Mbps:3

上り平均速度(高速):6.108Mbps:3


総評:料金プランとiOS 8非対応が弱点だが、ほかは高いレベル

 mineoは料金プラン5点、基本機能8点、端末ラインアップ8.5点、販売場所8点、サポート体制9点、通信速度6点で総合得点は49.5/60点。

 ネックだったのが料金プランだろう。けっして高いわけではないが、ヘビーユーザー向けの月7Gバイト以上や無制限プランがないのが痛い。また複数のSIMカードを1回線で契約する仕組みもない。「eo光」があるのだから固定通信とのセット割も今後期待したいところだ。

 通信速度に関しては、秋葉原と赤坂が足を引っ張り下りの平均値が15Mbpsに届かなかった。これが15Mbpsだと一気に5点獲得(13Mbps台は3点)なので惜しい。

 だが、それ以外は高いレベルで8点と9点が並ぶ。9月にドコモのプランが加わると、「mineo=iOS 8非対応」という問題も部分的には解決されるので、さらなる拡充が期待できる。

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