カメラとイメージ処理が進化した「Xperia Z5」シリーズ――4K液晶のインパクトは?:IFA 2015(2/2 ページ)

» 2015年09月03日 19時11分 公開
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Retinaをはるかに上回る解像度を持つ「Xperia Z5 Premium」

 Z5ファミリーの中でも特にスペックの高いXperia Z5 Premium。最大の特徴は、スマートフォンとしては初の「4Kディスプレイ」を搭載したことで、従来モデルのフルHDに比べて解像度が一気に4倍に向上している。4Kのメリットと詳細については多くを説明しないが、Xperia Z5 Premiumの5.5型ディスプレイで4K解像度となると、PPI(画素密度)の値は「800」に達しており、かつてAppleがiPhone 4を発表したときに「Retina」というキーワードとともに示した「326」という数字を大幅に上回る。

 Retina(網膜)というキーワードは、人間の目の網膜が認識できる限界に達しているということを表現するために付けられたもので、その意味で「800」という数字は限界をはるかに突出していることになる。実際、すでにぱっと見の印象ではフルHDと区別はつきにくいが、Premiumの映像はよく眺めると全体に立体感や透明感があり、コンテンツの種類によっては非常に有効なものとなっている。4K対応コンテンツそのものは増加傾向にあり、これらを楽しむためのプレミアムなスマートフォンといった位置付けだ。

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photo 発表時点で初の4K搭載スマートフォンとなる「Xperia Z5 Premium」も登場。Xperiaの5.5型スクリーンでは、フルHDと4Kの差は凝視しないと視認が難しいレベルだが、実際にはこれだけ大きな差があり、凝視した際の立体感が異なってくる

Project Morpheusと「wena wrist」も登場

 このほか、コンテンツをさまざまな方向から試す仕掛けとして、Project Morpheusが紹介された。すでに発表済みのものであり、2016年での製品投入が見込まれているものではあるが、おそらく2016年のIFAの時期には、同会場となっているベルリンの家電量販店でも製品が並んで展示されているかもしれない。

 もう1つ興味深いのは、ソニーが推進している社内のベンチャー育成プログラム「Seed Acceleration Program」が改めてIFAの場で紹介されたことだ。スマートロックや電子ペーパーを使ったリモコンなど、さまざまなユニークな製品が登場している同プログラムだが、このうち、つい先日も話題になった「wena wrist」が会場でも大きく取り上げられていた。

 wena wristは、いわゆるスマートウォッチに内蔵されている通知機能のほか、FeliCaのセキュリティチップとアンテナを内蔵した腕時計バンド型製品で、スマート機能をバンド側に内蔵させることで、アナログ時計との併用を可能にした逆転的発想の製品だ。バッテリーや防水対応など、スマートウォッチで課題となっている問題を解決しやすく、決済や認証機能に興味を持っている筆者も非常に注目している製品でもある。こうしたアイデア製品の数々が、かつて人々を魅了したアイデアと技術のソニーをけん引する存在として立ち上がってくることに期待したい。

photophoto VR体験が可能なHMDデバイスである「Project Morpheus」は「Sense of presence」のキーワードで紹介。2016年以降の市場投入を目指す
photophoto ソニー社内のベンチャー育成プログラムである「Seed Acceleration Program」を紹介。このうち、先日大きく話題になったFeliCaなどのスマート機能を内蔵した腕時計バンド「wena wrist」は、実際に平井氏が腕に身に付けてプレゼンテーションを行っていた
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