ソフトバンクが、月額2900円で1GBのデータ通信を利用できる「データ定額パック・小容量(1)」を、4月以降に提供する。価格はいずれも税別。
月額1700円の「スマ放題ライト」(5分以内の国内通話が無料)と組み合わせると、月額2900円とS!ベーシックパックの月額300円を合わせ、トータル月額4900円となる。
月額2700円の「スマ放題」(国内通話が何分でも無料)と組み合わせると、月額2900円とS!ベーシックパックの月額300円を合わせ、トータル月額5900円となる。
データ通信が1GBを超過すると通信速度が128kbpsに制限され、1GBあたり1000円の追加データを購入することで、もとの通信速度に戻る。
総務省が2015年10月から続けてきた携帯電話料金に関するタスクフォースでは、「低容量(1GB以下)のデータ定額プランを作ること」が提言の1つとして示された。今回の新プランは、これに応えた形となる。

総務省で開催されたタスクフォース(写真=左)。ソフトバンクグループ孫正義社長は、総務省が下す結論について「“真摯に受け止める”という大人の発言をする」と2015年11月にコメントしており、早くもそれが形となった(写真=右)なお、ソフトバンクがY!mobile向けに提供している「スマホプランS」は、1GBのデータ通信と、1回あたり10分以内の国内通話が月300回まで無料になるサービスがセットで月額2980円。ソフトバンクの新プランよりもY!mobileの同プランの方が、依然として安い。
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