「HUAWEI Mate」シリーズは、日本向けにも複数のモデルをリリースしている主力商品だ。honorシリーズとは異なり、キャリア向け、オープンマーケット、オンラインの全ての販路で発売しているという。
「Mate S」は、日本でも発売中のハイエンドモデル。5.5型フルHDディスプレイ、2.2GHz+1.5GHzの8コアプロセッサ、3GBのメモリ、1300万画素のアウトカメラを搭載する。指関節で操作する「Knuckle Sense」(ナックルセンス)という新しい操作法にも対応している。
「Mate 8」は、1月のCES 2016(米・ラスべガス)を機に発表された最新フラッグシップモデル。Android 6.0、6型のフルHDディスプレイ、2.3GHz+1.8GHzの高速8コアプロセッサ(Hisilicon Kirin 950)、3GBのメモリなど、今回のMWC 2016で発表された他社の最新モデルと比べても引けを取らないスペックを誇る。
1600万画素のアウトカメラは、瞬時にピントを合わせられる「Ultra-Fast Focus」に対応したことが特徴。4000mAhの大容量バッテリーを搭載していることも利点だ。ブースを案内してくれた担当者に「日本での発売予定は?」と聞いたところ、「どう思いますか? 日本で売れるでしょうか?」と逆に質問された。まだ正式には決まってないものの、日本市場への投入を検討している可能性が高いと捉えていいだろう。
タブレットは、CES 2016で発表された最新モデル「MediaPad M2 10.1」をスペースを取って展示。10.1型ディスプレイの解像度は1920×1200ピクセル。OSはAndroid 5.1で、2.0GHz+1.5GHzの8コアプロセッサを搭載する。2GBのメモリに16GBストレージを備えた「standard edition」と、3GBメモリ+64GBストレージの「premium edition」がある。
専用のスタイラスペンで操作できることが特徴で、文字入力に使ったり、イラストを描いたりできることはもちろん、数式を書いて計算するといった機能も備えている。指紋センサーを搭載していることや、4方向に音が響く、高音質のスピーカーを内蔵していることもセールスポイントだ。
CES 2016で発表された「HUAWEI Watch」の女性向けモデルも展示されていた。機能は、従来のHUAWEI Watchと同様で、スワロフスキーとのコラボレーションにより、フォーマルな場にも合う美しいデザインを実現。多彩なバリエーションのベルトも展示されていた。
honorブランドのコーナーには、「honor band Z1」というスマートウォッチも展示されていた。時計や通知機能の他に、ユーザーの活動をトラッキングするヘルスケア機能を備えており、防水にも対応。若者向けのカジュアルなデザインで、低価格が特徴。海外のオンラインストアをチェックしたところ、79.9ドルという価格だった。
Huaweiはコンシューマー向けのプロダクトを紹介するブースとは別に、ネットワーク関連の技術やサービスを展示する広いブースも構えていた。ここは通信事業者などとの商談の場となっていたようだ。
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