レビュー
» 2016年03月04日 21時48分 公開

何が変わった?――「Xperia Z5 Premium」にAndroid 6.0を導入して感じたこと(2/2 ページ)

[田中聡,ITmedia]
前のページへ 1|2       

指紋認証+パターンの設定が可能に

 セキュリティ面の細かいところでは、指紋認証と併用できるロック解除方法に「パターン」を設定できるようになった。Xperia Z5 Premiumの指紋センサーは認証精度がいまひとつで、認証ミスが規定の回数を超え、何度かパスワードでの解除を余儀なくされていた。パスワードよりはパターンの方がスムーズなので、指紋認証に失敗したときのストレスを軽減できる(といってもマイナス1がマイナス0.5になるくらいの感覚だが)。

 そもそも指紋認証の精度を上げてほしいところだが、残念ながらAndroid 6.0でも精度が向上したとは感じられない。指紋を登録した後はスムーズなのだが、時間がたつと、指紋を認証してくれないことが多く、その点は6.0でもストレスを感じている。

Xperia Z5 PremiumXperia Z5 Premium 指紋認証とパターンを併用できるようになったが、指紋センサーの精度はいまひとつ……。登録時もスムーズに進まないことがあった

 なお、Android 6.0では電源を入れ直した直後は、指紋認証を設定していても、予備で設定しているパターンやパスワードでロックを解除をする形となった。これはiPhoneの指紋認証と同様の仕様だ。

5.0と6.0のベンチマークスコアを比較

 バージョンアップをしてからまだ1.5日しかたっていないので、最終的な評価は早いが、全体的により操作レスポンスが向上したと感じている。

 バージョンアップ前後で試したベンチマークのスコアを比較したところ、Android 6.0の方が数値が高かった。

 「AuTuTu Benchmark(v6.0.1)」でそれぞれ3回測ったところ、総合スコアはAndroid 5.0では66000〜77000台だったが、6.0では74000〜76000台と安定しており、平均値では6.0が2906ポイント上回った。CPUの平均値は5.0の方が高かったが、3Dは6.0の方が大きく向上しており、3Dゲームなどは6.0の方が、より快適に楽しめそうだ。

「AuTuTu Benchmark」のスコア(平均値)
Xperia Z5 Premium(5.0) Xperia Z5 Premium(6.0)
3D 25362 31093
UX 22624 22672
CPU 20307 17840
RAM 4578 4173
総合スコア 72872 75778

 「3D Mark(Sling Shot)」も3回計測したところ、Android 5.0が1129、1166、1182(平均1159)だったのに対し、6.0では1634、1642、1641(平均1639)と、大きく数値が向上した。

Xperia Z5 PremiumXperia Z5 Premium AuTuTu(写真=左)と3D Mark(写真=右)の結果

ATOK Passportで不具合発生

 余談だが、Android 6.0にアップデートをしたドコモのXperia Z5、Xperia Z5 Compact、Xperia Z5 Premiumでは、ATOK PassportのATOKクラウドサービスが使えない事象が確認されている。ATOKユーザーは注意したい。

3/8 19:00追記

 上記ATOKの不具合は、アップデートにより解消されている。


 OSバージョンアップをすると、UIが大きく変わって使いにくくなることを心配する声をよく聞くが、今回の6.0ではUI自体は大きく変わっておらず、新機能のNow on Tapやパフォーマンスの向上など、間違いなくプラスに思える部分が多い(カメラのUI変更は慣れが必要だが)。今回はドコモの対応も早く、同社の「Z5」ユーザーにとってはうれしいバージョンアップといえる。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

過去記事カレンダー