iPhoneの時刻を「1970年1月1日」に設定して再起動をすると、起動しなくなるという不具合を試し、本当に起動しなくなってしまった編集部の「iPhone 5s」。そんな“文鎮iPhone 5s”でもゲオなら2500円で買い取ってくれることが分かったが(※4月7日までのキャンペーン期間のみ)、やはり復旧することに懸けてやめた次第。
その後、何とはなしにiPhone 5sを充電してから数分後……。
ブーブーと、バイブ音が鳴り、再起動。またリンゴマークと黒い画面の無限ループでしょ……と思いきや、何とロック画面が表示されたではないか。ロックを解除すると、起動不能になる前と同じ状態のホーム画面が表示され、写真やアプリなどのデータも残っていた。
とにもかくにも、予想だにしなかったタイミングでiPhone 5sが仮死状態から生還を果たした。
iPhoneのバッテリーを取り外すか、バッテリーを完全に放電させてから再起動をすると、復旧する可能性があるという情報は聞いていた。ただ、バッテリーを取り外すには分解が必要で、故障するとAppleの修理を受けられなくなってしまうため、リスクが高い。自然放電が一番安全な方法だ。
筆者も一度、バッテリーが尽きた文鎮iPhone 5sを充電して起動させてみたが、症状は改善されなかった。が、今思い返してみると、そのときは完全に放電されていなかったのかもしれない。それから約1カ月間、一切充電しないまま放置していたが、2〜3日後など、もっと早めに確認すればよかったと反省。
この復旧方法について、アップルに確認を取ったが、コメントは得られていない。起動不能となっても、放電すれば必ず復旧するとは断言できないので、やはり面白半分でもこのネタは試さない方がいいだろう。
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