文鎮化した「iPhone 5s」は買い取ってもらえる?――ゲオで査定してもらった【追記あり】

» 2016年03月16日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 iPhoneの時刻を「1970年1月1日」に設定して再起動をすると、起動しなくなるという不具合に見舞われた、編集部の「iPhone 5s」。iPhone 6購入後はあまり出番がなく、これまでも机の中に眠っていたので、ある意味“文鎮”のようになっていたが、今回の不具合でリアル文鎮と化してしまった。

iPhone 5s 文鎮と化した「iPhone 5s」

 このiPhone 5sは1年保証やAppleCareの対象外のため、修理に出すと3万円以上かかってしまう。編集部のiPhone 5sはドコモ版の16GBモデルだが、同じモデルなら中古で2万円台で手に入れることもできるから、あえて修理に出す必要もないかなぁ……メイン端末ではないので早急な復旧が必要な状況でもないし。

 ……とぼんやり考えていると、ゲオを取材したときに「壊れたスマホでも100円から買い取る」と聞いたのを思い出した。えーと、これって、起動しない“文鎮スマホ”でも買い取ってくれるのだろうか? 気になったので、2月27日にリニューアルオープンしたばかりの「ゲオモバイル アキバ店」で聞いてきた。

ゲオモバイル アキバ店 「ゲオモバイル アキバ店」

 ゲオでは、中古携帯を買い取る際に、外装に傷があるか、カメラやセンサーなどのハードがちゃんと動くか、などをチェックして金額を出す。査定のランクは「A」「B」「ジャンク品」という3段階となる。

ゲオモバイル アキバ店ゲオモバイル アキバ店 動かないiPhone 5sを査定してもらった

 文鎮iPhone 5sを見せたところ、店員さんいわく「外装だけならA判定ですね〜」とのことだが、起動しないので、外装以外はチェックのしようがない……! それも含めて確認してもらったところ……「100円ですね(苦笑)」とのことだった。

 やっぱりそうですかー。実質0円だったとはいえ、一括で9万円以上もしたiPhone 5sを100円で売るというのはあまりにも忍びないし、今後、何らかの方法(修理以外)で復旧する可能性はゼロではないので、やはり売るのはやめることにした。

 ちなみに、ゲオが使用不可の携帯も買い取るのは、携帯買い取りの認知を広げるためで、これをきっかけに他の携帯も買い取りに出してほしいと考えているそうだ。買い取った携帯が破損や不具合で中古品として販売できる状態でない場合は、ゲオが廃棄処分を行ってくれる。今回のケースに照らし合わせると、仮死状態のiPhone 5sを焼却処分することに等しいので、しばらくは様子を見ようと思う。

※以下、記述に誤りがありましたので訂正いたしました。「メイン端末なので」→「メイン端末ではないので」。「他の携帯も買い取ってほしい」→「他の携帯も買い取りに出してほしい」。おわび申し上げます(3/16 10:00)

3/16 19:30追記

 ゲオでは、液晶割れや動かない端末でも、比較的高い価格で買い取るキャンペーンを4月7日まで実施しており、iPhone 5sの場合は、電源の入らない状態でも最大2500円での買い取りが可能。掲載後にあらためて確認したところ、今回査定してもらったiPhone 5sは2500円で買い取ってくれるとのこと。査定の時は、このキャンペーンは考慮されていなかったので、あのまま100円で売らなくてよかった……(て、2500円でも売る予定はないですけど)。キャンペーンの詳細はこちらを参照してほしい。

3/19 23:48追記

 バッテリーを放電させてから充電をしたら、起動不能になったiPhone 5sが復旧しました。

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